肝付町の概要

肝付(きもつき)町は鹿児島県の大隅半島に位置し、平均気温は17度前後、降水量は3,000ミリメートルと極めて温暖多雨な気候です。
町の中央部には900メートル級の山々が連なる肝属山系がひかえ、これらの山々に端を発する多くの川や滝が町のすみずみまで潤しています。
また南東部は50キロメートルにわたる美しい海岸線を有しています。

2005年、高山(こうやま)町と内之浦(うちのうら)町の合併により、総面積308平方キロメートルもの広大な町として誕生しました。
町名はこの地が大隅半島を長きにわたり治めた肝付氏の本拠地であったことに由来しています。
高山地区は歴史が息づくエリアで、900年もの伝統を引き継ぐ県指定無形民俗文化財「流鏑馬(やぶさめ)」や、本土最南端の「塚崎古墳群」があります。
内之浦地区にはウミガメも産卵に来る美しい白砂の浜「岸良海岸」「辺塚海岸」、そして世界初となる惑星のサンプルリターンを実現した小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げたJAXA内之浦宇宙空間観測所があります。

「やぶさめ」と「はやぶさ」、伝統と宇宙への窓口、そして温暖な気候と豊かな自然。
訪れた人の中にはここを「東洋のフロリダ」と呼ぶ人もいます。