【きもつき情報局】地域ケアについて考える

「平成24年度肝付町地域ケアを支える仲間たちの集い」が肝付町文化センターで2013年2月10日、町と町社会福祉協議会の主催で開かれました。
病気や障がいがあっても、また、高齢になっても住み慣れた地域で暮らし続けたいという人のために、家族や地域、医療、行政はそれぞれ何ができるのか――今回の集いは、そうした地域にとって重要な課題について考えることを目的に開かれたものです。
講演やパネルディスカッションに続いて、ハープコンサートも開かれるなど盛りだくさんの内容で、会場となった文化センターには町内外から200人近くの来場者がありました。
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集いが開かれた町文化センターのホール
まず、宮崎市からかけつけたNPO法人ホームホスピス宮崎の理事長、市原美穂さんが「安心して最期まで生きていける環境を整えること」を目指す同法人の活動内容について説明し、自宅で家族を看取った事例などを挙げて、「それぞれの立場からできることを一緒に考えていきましょう」と呼びかけました。
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講演する市原さん
続いて行われたパネルディスカッションでは「住み慣れた地域で生きるために一人一人から伝えられた想いと役割」をテーマに、高山胃腸科外科院長の南曲尚さん、春陽会中央病院看護部長の喜名田紀久代さん、町社会福祉協議会主任介護支援専門員の船倉厚子さんが、町内での事例を挙げつつそれぞれの立場からの意見を述べました。
また、余命宣告を受け、町内で療養中の30代女性のインタビュー録音も会場で流され、「自宅で家族といっしょに暮らせる幸せ」について語る彼女の声に来場者は耳を傾けていました。
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(左から) それぞれ意見を述べる南曲さん、喜名田さん、船倉さん
内之浦地区から来場した女性は「インタビューを聞いて胸がいっぱいになりました。もし、家族があのような状態になった場合、どう対応したらいいか考える機会になりましたし、自分もいつ介護されるようになるかわかりませんから、いい勉強になりました」と語り、自宅介護のあり方についてあらためて考えさせられた様子でした。
また、本サイトのコラムニストで介護福祉分野の専門家、古瀬徹さんは「地域に密着した取り組みについて聞き、肝付町に住みたくなりました。身近な例をこのように具体的に聞いていたら、実践に移せるのではないでしょうか」と地域密着型の取り組みを評価していました。
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グランドハープを演奏する池田さん
最後に行われたコンサート「いやしのつどい」では、世界各地の紛争地帯やホスピスなどで演奏活動を行っているハープ奏者の池田千鶴子さんが、自身の活動やグランドハープの仕組みについてのトークも交えながら演奏。来場者は会場全体に響き渡る心地よいハープの調べに聴き入り、癒やしのひとときを味わっているようでした。
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