「おおすみ-かごしま芸術祭2014」の一環として、8月12日、「川上夏の芸術学校」が肝付町の川上小学校(休校中)体育館で開催されました。
同芸術祭は、地域おこし協力隊のJOUさんが発起人となって県内各地を結んで開催されている広域芸術祭で、今年3回目となります。
JOUさんと小笠原大輔さんによるパフォーマンス
今回の「川上夏の芸術学校」では、わら草履づくりやイラスト、ダンスなどの体験教室があり、町内をはじめ鹿屋市や垂水市、曽於市など町外からの参加がありました。
午前中に開かれたわら草履づくり教室では、川上在住の前村一見さんがつくり方を指導、親子連れらが慣れない作業に苦戦しつつもなんとか草履を完成させていました。
手早くわら草履をつくる前村さん
垂水市から娘と一緒に参加した女性は「見ていると簡単そうですが、実際にやってみると難しかったです。子どもは途中で投げ出しかけましたが、形ができて来ると楽しくなったようで作り終えることができました」と話しました。
参加者の描いたイラストを見せるアンドレさん
バンド・デシネ(仏、ベルギーの漫画)作家のアンドレ・ドヴェーヴルさんによるイラスト体験教室では、人の顔の描き方を教わり、参加者はさまざまな表情をつけたイラストを描いて楽しみました。
続いてダンサーの小笠原大輔さんとJOUさんによる即興パフォーマンスをはさんで、戦隊アクションと「身体で遊ぼう!」体験教室がありました。
戦隊アクション体験では、「薩摩剣士隼人」にも出演している、少林寺流空手道錬心舘の指導員・鈴木健一さんらがアクションについて解説しながら迫力ある演技をして見せ、参加者は熱心に見入っていました。
アクションを体験する子どもたち
実際にアクションを体験する場面では、子どもたちははじめ戸惑い気味でしたが、慣れてくると思い切りよく体を動かしていました。
お笑いダンスの先生、小笠原さんによる教室では、参加者は二人一組になってリズムに合わせて手を打ち合わせたり、体をくねらせたりし、「できていなくてもできているかのようにするのがポイントです」などの楽しい指導に笑いが絶えることがありませんでした。
楽しくポーズをとりながらのダンス体験
体験教室に参加した高山小学校3年生の稲村紫音君は「空手のアクションをしたときは、はじめ緊張したけど、やってみたら面白かったです。ダンスも動きが面白くて楽しかったです」と話し、身体を動かす楽しさを体感した様子でした。
芸術祭期間中に各地から撮った桜島の写真を使って制作中のマップ
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