【きもつき情報局】五郎ケ元から船間、ウミガメの郷・辺塚海岸を歩く

町民レポーター・有村哲郎さんによるトレッキングレポートをお届けします。

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8月24日に行った照葉樹の森トレッキングは、いつもの山歩きとは趣向を変えてみました。
肝付町の山間、標高473mの五郎ケ元を出発して国道448号ゆるやかに下りながら船間に出て、そこから県道74号ウミガメの郷・辺塚海岸まで歩く11.7kmのコースです。
いつもよりやや少なめの一行21名は暑さ対策もばっちりして9時半に五郎ケ元を出発しました。
沿道にはすでに秋の花が咲き始め、見上げる国有林や島津家所有の山々には伐採された杉林の跡に新しく植樹された杉やヒノキが育ってきています。
その山の中腹に何とも不思議な岩が出ていました。
つるっとした白い岩肌をつる性植物らしきものがまとわりつくように覆っており、何ともユーモラスな光景です。
五郎ケ元トンネルの手前にある、山から湧き出ている水場で喉を潤します。
ここは附近一帯の山間地で一番の水質とか。天然の味は格別です。
トンネルを抜けると太平洋が見渡せる眺望スポットに出ます。
快晴なら種子島も見えるそうですが、あいにくの薄曇り、でもその眺望は最高です!

国道448号線と別れて県道74号線へ出て船間へ向かいます。道を少し下りたところが昼食場所となる船間小学校跡です。
この学校は明治22年に岸良小の分校としてスタート、昭和22年に船間小学校となり、そして平成6年に閉校となりました。
その校史をたどりながら楠の大木を仰ぎ、校庭の芝生を眺めていると子供たちの声が聞こえて来そうです。
昼食後一休みした後はいよいよウミガメの郷・辺塚海岸へ。途中今年8月に出来たばかりの船間小型水力発電所が見えてきました。
戸崎岬の峠から見る景色は全てビュースポット、岸良から佐多方面への海岸は白い岩肌が海に突き出て、その上には緑が追いかぶさるように迫っています。
これまでドライブの折、車窓から何回か見た光景ですが、道を左に右に歩きながら新しい眺望ポイントを発見した時の驚きと嬉しさはたまりません。
また、この辺りはヘゴの北限地です。道端に大きく葉をせり出したヘゴは勇壮です。
そして12時半頃、ついに岸良辺塚海岸に着きました。
ここの海岸の砂の白さ、細かさには本当に驚かされます。
花崗岩が太平洋の荒波に細かく砕けてできた海岸はまさに白砂!
この白浜に上陸し卵を生んだウミガメは最高の場所と思ったことでしょう。生まれた子ガメたちが何十年か後にまたこのきれいな海岸に帰ってくるという自然の歴史を何千年繰り返してきたのでしょうか。
砂浜には上陸した親ガメの足跡が幾筋か残っています。
その後をたどっていると大きく掘り返された跡があり、そこらじゅうに卵を食い散らかした跡がありました。
同行のガイドの説明によるとおそらく狸か何かが堀返したのだろうということで、自然界の食物連鎖とはいえ狸よそこまでしてくれるなと恨めしくなりました。
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