味噌やめんつゆ、ドレッシング、佃煮など地元の食材を使用し、無添加にこだわったなつかしの味を作っている加工グループが今回紹介するこうやま生活改善グループです。
代表の馬場トモ子さんによると、週3日、5人の仲間と楽しく活動しているとのこと。そんな同グループの加工場にお邪魔しました。
加工場があるのは鹿児島県肝付町後田地区の農業研修センター。その施設の調理場を利用して田舎の味を生み出しています。
取材当日は味噌仕込みの日で、炊いた大豆の芳しい香りが調理場を包んでいました。この日は国産の大豆と麦を使用し、それらを20年ものだという長方形の木箱「もろふた」に均等に敷き詰めていきます。
「このもろふたは長年使用してきたものなので、良い菌がたくさん常在しています。これが味噌をさらにおいしく仕上げるのですよ」と馬場さん。
そこに麹菌を丁寧に混ぜ、一晩置いたら次の日の朝には麹の花が咲くのだとか。そこでまた空気を入れて発酵をうながし、午後からかくはん。そして一月ほど寝かせれば完成するのだと説明してくれました。
「そこに至るまでに人の手が多く入ることで、作り手の心が食べ物に移る。楽しく働いている私たちの気持ちが食品を通して消費者にも伝わるのではないかと思っています」。
また「自分の人生勉強だと思って仕事に取り組むこと。これが楽しく働く秘訣です」と話す馬場さん。
仕込み作業が一段落すると仲間たちが持ち寄ったお茶請けを広げ、世間話に花を咲かせます。「この時間も人生勉強の一つですよ」と生き生きとした表情で皆声を揃えます。
そんなメンバーが集うこうやま生活改善加工グループ。そこで生み出される田舎の味をこの機会にぜひご賞味ください。
こうやま生活改善加工グループの返礼品は以下のバナーから申し込みできます。
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