【ふるさと納税】地域の宝を丹精込めて―陸の宝島・岸良

肝付町と隣接する南大隅町が原産の固有種「辺塚だいだい」は香りや酸味が強い香酸柑橘類の一種です。

2017年には地理的表示(GI)保護制度に登録され、マーマレードやジュースなどの商品開発が進みました。また大手飲料メーカーから期間限定で缶チューハイが販売されたことで肝付町の特産品として広く知れ渡ることになりました。

そんな地域の宝を使用して6次産業化を目指している団体がNPO法人「陸の宝島・岸良」です。

現在、同法人が管理する成木は約300本。山中や住宅の庭、耕作放棄地など、いたるところに植えられています。

収穫は9月から始まります。畑でもくもくと作業しているのは同法人理事長の永谷博美さんです。「辺塚だいだいは徐々に認知度があがってきましたからね、あともう一歩というところまできていると思います。そのもう一歩がなかなか険しい道のりなんですけどね」と話します。

そのためにまずは専属の職員を雇用することを目標としており、拠点施設に常駐することで注文や見学、販路開拓など様々な業務に対応していきたいのだそうです。

栽培から加工、青果の販売まで一手に担う同法人が登録するふるさと納税の返礼品は辺塚だいだいストレート果汁や辺塚だいだいバタークリームなど5点詰め合わせのAセットと辺塚だいだいシロップや辺塚だいだいドレッシングなど7点詰め合わせのEセットの2種類。あざやかな香り、やわらかな酸味、アクセントの苦みを楽しめるラインナップとなっています。

これらの加工品は、選果場と加工場を備えた旧岸良小学校の校舎でつくられています。作業をするのは地元の女性たち。選別から加工までを一手に引き受け、週に3日ほど手分けして励んでいます。

「無肥料、無農薬の自然農で育った辺塚だいだいを地元の女性たちが加工品として心を込めて仕上げた地域の宝をお届けします」と胸を張る永谷さん。今日も点在する辺塚だいだい農園で汗を流しています。

陸の宝島・岸良の返礼品は以下のバナーから申し込みできます。

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