内之浦エリアのお堂に安置されている観音像。
国道448号線の「海蔵」バス停付近から、細い道路を1キロ程度下ったところにあります。
海蔵の砲台跡のさらに先です。
作者については諸説ありますが、観音像の台座の下から発見された銘札によると、1681年(延宝9年)に島津藩の仏師・鳥居二郎衛兵尉によって高山エリアにあった地福寺で制作されました。
海蔵坊の住職・達心法師の法要と、当時の地頭であった19代島津藩主・光久らの無病息災、武運長久、子孫繁栄を祈願したと書かれています。
明治時代の廃仏毀釈と長年の風水害で朽ちかけていましたが、1965年から1966年(昭和40~41年)にかけて修復されました。
楠木の寄木造で、高さは1.06メートル。
修復時に金粉を吹き付けられ、美しい姿になりました。
基本情報
名 称 | 海蔵観音 (かいぞうかんのん) |
住 所 | 〒893-1401 鹿児島県肝属郡肝付町北方 |
文 化 財 | 「海蔵観音」町指定 彫刻(指定年月日:1965年1月9日) |
関連スポット | ・海蔵の砲台跡 / Trace of Fortress in Kaizo ・海蔵ふれあいパーク内之浦 / Kaizo Park |
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