肝付町観光協会スタッフKが9月8日に行われたけん引式の車椅子補助装置を使った試行テストに参加してきました。
このけん引式車いす補助装置は車いすのフレームに取り付けて人力車のように引くことができる優れもの。ジンリキという商品で肝付町社会福祉協議会ではこれを取り入れています。
今回は町内の観光スポットでジンリキを活用した観光地巡りを検証するために当観光協会と町社会福祉協議会が協力して内之浦宇宙空間観測所と道隆寺跡、塚崎の大楠をなどを巡り、実際に運用してみました。
まず始めに訪れたのは内之浦宇宙空間観測所内の宇宙科学資料館です。こちらの施設は入口が最上階にあって螺旋状に下っていきながら展示物を見学できるという特徴のあるつくりとなっています。階段にはスロープが整備されていません。さっそくジンリキの出番がやってきました。
車いす役とけん引役は交代で担当しました。前後2人で介助し、階段に対して垂直に持ち上げます。前輪キャスターが引っ掛からないように注意しながら背中側から降ろしてもらいました。
資料館の出口前には溝や段差がありました。ここもジンリキがあれば通行可能でしたが板やグレーチングがあればなお良いと思う所でした。
この他道隆寺跡や塚崎の大楠にある階段でも問題なく通行できることが分かりましたが、階段以外の段差が複数あったので、こういった所は簡易スロープなどを活用すればいいのではないかとメンバーと話し合いました。
今回の試行テストを活かしてバリアフリーが整備されていなくても楽しめる観光ルートを設定していきたいと思います。
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