甫与志岳 / Hoyoshi-Dake (Mt. Hoyoshi)

目 次
▶ 概要
▶ 母が子を養うため、登った山
▶ 付近の見どころ
・タマヨリヒメとヒコホホデミノミコトの祠
・花こう岩露頭展望所とアケボノツツジ群落
・清純の滝
▶ 三岳縦走
▶ 基本情報

登山口MAPなどを見る



▶ 概要

標高967.0メートル。
肝付町中央部を縦断する山脈は国見山系と呼ばれており、その代表的な山が国見山(くにみやま)黒尊岳(くろそんだけ)甫与志岳(ほよしだけ)です。
甫与志岳はこの中の最高峰です。

南国的色彩が強く、サカキやヤブツバキなどの常緑広葉樹が山頂部まで密に茂り、一年中黒々と覆われています。

山頂は直径15メートルほどの大岩がむき出しになっており、360度の大パノラマが楽しめます。
眼下には岸良海岸と太平洋が、視界が良ければ南の水平線上に屋久島や種子島が、そして北には高隈山や霧島山などが望まれます。
時間や距離、眺めの良さにおいて、ハイキングに絶好の山です。

甫与志岳山頂から見える市街地と高隅山

甫与志岳山頂から見える開聞岳



▶ 母が子を養うため、登った山

山頂の岩の下には、タマヨリヒメ(玉依姫)ヒコホホデミノミコト(彦火火出見尊)を祀る祠があります。
その昔、タマヨリヒメの姉・トヨタマヒメ(豊玉姫)ヒコホホデミノミコトの間に、ウガヤフキアエズノミコト(鵜茅葺不合尊)が生まれました。
しかしその養育にあたったタマヨリヒメは母乳が出ず、困っていました。

しかしあるとき、タマヨリヒメが甫与志岳山頂の岩屋から湧き出る水を乳房にたらしたところ、乳が出るようになりました。
この出来事に由来して「母養子山(ほよしやま)」と呼ばれるようなり、現在の「甫与志岳」という名称の元になったと言われています。


▶ 付近の見どころ

タマヨリヒメとヒコホホデミノミコトの祠

山頂の岩のくぼみの中に、ひっそりとあります。

タマヨリヒメとヒコホホデミノミコトの祠

花こう岩露頭展望所とアケボノツツジ群落

黒尊岳と甫与志岳の間にある大きな花こう岩の上から、アケボノツツジの群落が見渡せます。
見頃は4月初旬~中旬です。

花こう岩露頭展望所付近のアケボノツツジ(2019年4月13日)

清純の滝

甫与志林道の途中で山の中へ入った先にあります。

清純の滝



▶ 三岳縦走

昔、旧高山町では「国見・黒尊・甫与志の岳に三度参れば妻たもる」とうたわれていました。
そこで行われていたのが三岳縦走です。
各集落の若者たちが登山前日から身を清め、当日朝の暗いうちに出発し、三岳を駆け巡る…。
春の彼岸の中日、つまり春分の日に行われる、縁結びの神事でした。

こんな札がところどころに掛かっています



▶ 基本情報

名  称甫与志岳
(ほよしだけ)
標  高967.0m
姫門登山口

▶山頂までの距離:約1.3km(登り:約60分 / 下り:約45分)
▶駐車場:道路脇に駐車駐車可能(普通車15台程度。マイクロバス可)※駐車の際は、通行の妨げにならないようご注意ください。
▶アクセス
①県道542号線の姫門集落入口から姫門集落へ入る。
②道なりに進み、姫門林道へ入る。
③3km程進んだ先の左手に、姫門登山口があります。

▲姫門林道を進んだ先に、道幅が広くなっているところがあります。ここに車を停めて、歩
いて登山口へ向かいましょう。駐車の際は通行の妨げにならないようご注意ください。
姫門登山口は数10メートル先です。大きな看板があるのですぐにわかるでしょう。

二股登山口

 

 

※甫与志林道は復旧作業中です。甫与志岳登山の際は姫門登山口をご利用ください。(2024年6月時点)
▶山頂までの距離
:約1.6km(登り:約60分 / 下り:約40分)
▶駐車場
:道路脇に駐車駐車可能(普通車10台程度。マイクロバス不可)※駐車の際は、通行の妨げにならないようご注意ください。
▶アクセス:
①県道542号線沿いの二股川キャンプ場付近の、甫与志林道を入る。※途中から道路が細くなるため、マイクロバスは登山口までは行けません。
②3km程道なりに進んだ先に、二股登山口があります。

甫与志林道入口

▲二股登山口

備  考一等三角点
関連スポット国見山 / Kunimi-Yama (Mt. Kunimi)
黒尊岳 / Kuroson-Dake (Mt. Kuroson)
参考リンク三岳縦走 / Mitake Juso (Three Mountains Traversing)
・公式HP:鹿児島県照葉樹の森

登山口MAPなどを見る

甫与志岳

姫門林道(姫門登山口へ)の入口

甫与志林道(二股登山口へ)の入口

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