【きもつき情報局】登山初心者でもいける! 甫与志岳

肝付町の南北に連なる肝属山系の最高峰である甫与志岳。

ツクシアケボノツツジの開花時期である4~5月に、肝付町観光協会がほぼ毎年トレッキングツアーを開催しています(※甫与志岳登山と三岳縦走ツアーとパターンあり)。

ここでは、2019年4月13日に開催されたツアーに同行し、スタッフ3名(動画撮影あり)で取材した、姫門登山口から甫与志岳に登り、二股登山口へ下りてくるルートをご紹介します。

201904_mapshou01.jpg

(肝属山系の三岳三山[国見山、黒尊岳、甫与志岳]の登山ルート)

詳しい登山口MAPはこちら

 

(当日撮影した動画。ロングバージョンはこちら

 

行程①:甫与志岳へ~姫門登山口から山頂まで1.3km、目安の所要時間80分

登山口手前の駐車スペースで準備運動をして、出発。
勾配がややきついため、運動不足の身にはつらい!
途中で休憩入れながら目安の所要時間と大体同じくらいの時間で山頂までたどり着きました。
「カメラが重いからね」と参加者の方から優しい言葉をいただきましたが、本当に運動不足なだけです。

登山に慣れた参加者のみなさん(60代、70代多数!)は軽々と登っていたので、人並みの体力さえあれば問題なく登ることができるのではないでしょうか。

201904_hoyoshi01kumi01.jpg

(登山口近くの駐車スペースから3班に分かれてスタート。ガイドを務める肝付三岳会メンバーは、のこぎり持参で邪魔になる枝を切ることも)

 

201904_hoyoshi02nagame.jpg

(見晴らしのよい頂上。青空ですが、残念ながらかすみがかかっていました)

 

 

201904_hoyoshi04kinennsatuei.jpg

(山頂での記念撮影。写真は「完歩証明書」につけて、当日中に参加者へ渡されました)

 

行程②:アケボノツツジ鑑賞~山頂から花崗岩露頭地点へ

山頂から、アケボノツツジを見るために花崗岩露頭地点へと向かいます。
多少の上り下りはありますが、比較的ゆるやかな2kmほどの道のりで、片道約1時間。

途中、アケボノツツジの群落があるのですが、残念ながらまだ咲き始め。
ゆるやかな道では、足を止めて撮影する余裕も出てきました。

目的地の花崗岩露頭部は初め「ここを登るの?!」と思ったものの、予想よりも簡単に登ることができました。
上からの見晴らしは素晴らしく、個人的には山頂よりも好みでした。
アケボノツツジがもっと咲いていたら、さらに見応えがあったのではないでしょうか。

この周辺で昼食をとって、山頂近くの分岐点まで引き返しました。

201904_hoyoshi05akebono.jpg

(アケボノツツジの群落。まだ咲き始めですが、木によってはそこそこ咲いていました)

 

201904_hoyoshi06rotou.jpg

(花崗岩露頭部。大きな岩が顔を出しています)

 

201904_hoyoshi07rotou.jpg

(木の根を利用して岩の上に登ることができます)

 

201904_hoyoshi08rotou.jpg

(花崗岩の上からの眺めは絶景!)

 

201904_hoyoshi09rotounosakeme.jpg

(岩をぐるりと右手にまわっていくと裂け目があります。スリムな人なら通れる?!)

 

201904_hoyoshi10akebono.jpg

(花崗岩から少し下ったところにあるアケボノツツジ。白っぽい花です)

 

201904_hoyoshi11koke.jpg

(甫与志岳山頂と花崗岩露頭部の間にあった苔[スギゴケ?]の塊の群れ。かわいいと好評)

 

行程③:下山&清純の滝へ~二股登山口まで1.6km目安の所要時間60分

二股登山口に向けて下山開始。
姫門ルートほど急ではないのですが、前日の雨の影響もあって、場所によっては滑る、滑る。
ところどころ、段差の激しい場所もあり足場を探すのに迷います。
体力よりも気力を消耗するような気がしました。

勾配はきつくても、登りやすいのは姫門登山口からの方ではないでしょうか。
しかし、道沿いの風景を楽しめるのは二股登山口コースだと思われます。

滑る地点を過ぎると後はゆるやかで、渓流を何度か渡って、無事に登山口まで下りました。
登山口からは、現在、車両通行止めになっていますが、林道を通って二股川キャンプ場を目指します。

途中で、清純の滝へ。
標識を目印に脇道へ入り、「また山道か」と身構えましたが、あっさり5分ほどで着きました。
林道へ引き返し、ゆるやかな道のりを経て、二股川キャンプ場へ到着。
その後、やまびこ館へ移動し、解散式となりました。

201904_hoyoshi12gezan.jpg

(なかなか険しい段差があったり、渓流を越えたり)

 

201904_hoyoshi13gezan.jpg

(巨岩があったり、白い小さな花が道沿いに咲いていたりと変化を楽しめます)

 

201904_hoyoshi14taki.jpg

(何段にもなっている清純の滝。この滝だけ見て引き返すコースなら体力のない人でも楽勝では?!)

 

甫与志岳のおすすめポイント】

①山上からの景色

肝付町の南北に連なる肝属山系の最高峰である甫与志岳。
最高峰とはいえ、標高967メートルとそれほど高くないのですが、頂上から360度のパノラマを楽しむことができます。

花崗岩露頭部からの眺めも見事でしたので、体力的に余裕のある方は足を伸ばしてはいかがでしょうか。

201904_hoyoshikuusatu.jpg

(山頂からドローンで撮影)

②登山初心者でも登ることができる

登山装備をきっちり揃えなくても、登ることができます。
ただ、滑りやすいので(特に雨後)登山靴はしっかりしたものがおすすめ。
トレッキングポールがあると大変便利です(観光協会スタッフから貸していただき、大変助かりました・・・)。

また、登山用のアプリも観光協会スタッフが利用していましたが、大体の距離もわかり、便利でした。

201904_hoyoshi15po.jpg

(トレッキングポールは頼りになりました! 現場で杖用の枝を調達する方も…)

③さまざまな山野草を楽しめる

植物に詳しい人に同行してもらえたら、より一層楽しめます。
アケボノツツジのほかにも珍しいクマガイソウやショウジョウバカマ、アセビなどの花を見ることができました。
食用になるイタドリを採っている方もいましたよ!

201904_hoyoshi16kumagai.jpg

(こんなところで見られるなんてと喜ばれていた道端?のクマガイソウ)

 

201904_hoyoshi17hana.jpg

(山のなかで見ることのできた、さまざまな花。

上左:アセビ、上右:シロモジ、下左:ギンリョウソウ、下中:ショウジョウバカマ、下右:シキミ。

※植物名が間違っていたらお知らせください!)

 

201904_hoyoshi18itadori.jpg

(収穫されたイタドリ)

 

④二股登山口コースの清流&滝!

清純の滝に立ち寄れるのはもちろん、山道では清流を越え、林道では清流沿いを歩くので、涼しげな景色を楽しめます。
林道を自動車で通れるようになったら、もっと楽になるかも?!

 

ツアーの利点

①アケボノツツジの群落ポイントが分かる

大体この辺りと聞いていても、さまざまな植物が生い茂っているので、「どこだろう?」となるのではないかと思います。
実際に同じ道を通っても、声をかけてもらった行きは見ることができましたが、帰りは素通りしてしまいました。

201904_hoyoshi19akebono.jpg

(木々の間に見えたアケボノツツジ。視線より高い位置なので見つけにくいです!)

 

②他の参加者との交流

詳しい方に植物名を教えてもらったり、おやつをわけてもらったり(笑)。たくさんの人がいるからこその楽しみがあります。

 

③道に迷わない

しるしもありますが、整備された登山道ではないので、なれない人は道を見失う可能性もあります。
しかし、ツアーでは肝付三岳会や観光協会のスタッフがフォローしてくれるので安心です。

 

④往路と復路、別のコースを通ることができる

自家用車で登山口に行った場合、往復同じコースになりますが、ツアーだと違うコースを楽しめます。

 

⑤お弁当&保険

ツアーはお弁当&保険つきなので、準備する手間が省けます!
朝が早いので、助かります。

 

ツアーは団体行動のため、自分のペースで登れない(好きなところで休みにくい)とは感じましたが、初めて登る方には断然ツアーの利用をおすすめします。
とはいえ、ツアーは年1回ですので、個人で登るときは経験者に同行してもらうと、より一層楽しめるのではないでしょうか。

みなさんも、ぜひ肝付町の山を楽しんでくださいね!

※ボランティアガイド「肝付ふるさと案内人」には、肝付三岳会メンバーも所属しています。日程等の都合が合えば、ガイドを依頼することも可能です。肝付町観光協会へお問い合わせください。

 

(当日撮影した動画のロングバージョンです)

  • コメント: 0
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)