いにしえの時代から岸良に伝わる伝統行事「テコテンドン」。新しい年を始めるにあたって地元では大切な神事として守られてきました。
正月の2日に行われるこの神事は「麓の平田神社を出発して北岳の山頂まで登り、権現様を依代に遷して平田神社にお運びし、そこでお祭りを行う」という、いわば「神幸祭」であり、この祭が終わるまでは火を焚いてはならないとされていたことから「竈祭り」が習合していることが分かります。
ただしこの登山、かつて修験者達が使用していた道だけあって一筋縄ではいきません。標高差は750mなのですが山頂の巨石が肉眼で確認できるほど近いのです。つまりは極端な急勾配であり、これに風雨や積雪が重なると一気に難易度が増します。そう、これは単なる登山でなく「苦行」なのです。しかしそれらを乗り越えて巨石の上から望む太平洋の眺望は、そこに至るまでの全ての疲れを吹き飛ばしてくれることでしょう。
あなたも悟りを開いてみませんか?
■ 参加ご希望の方へ
※ 事前連絡等は必要ございません。当日の朝8:00にその場にいて参加を表明された方が登ります。
※ 令和6年1月2日の朝8:00までに岸良地区の宗廟である平田神社までお越し下さい。
※ 山頂で餅を焼きますので、ご自身でお食べになる分をご持参ください。弁当などの持ち込みも自由です。
※ 慣れない方は最低でもトレッキングシューズでお越しください。補給用の水、タオルなどもお忘れなく。
■ テコテンドンの関連情報や過去の記録
岸良のテコテンドン/Tekoten-don in Kishira
北岳(テコテン岳)/Kita(tekoten)-Dake(Mt. Kita)
テコテン桜/Tekoten-Sakura
【情報局2015】テコテンドン体験レポート!
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