今回で7回目となる観光ガイド研修(主催:肝付町観光協会)が12月8日行われ、17名の参加者は志布志市と宮崎県日南市飫肥(おび)の2ヶ所を訪れ、両地域におけるボランティアガイドの取り組みなどについて学びました。
志布志市役所の志布志支所前から研修がスタートです
まず訪問した志布志市では、地元の観光ガイドの案内で大慈寺およびその周辺地域を散策、ガイドの仕方をベテランガイドから実践的に学ぶ機会を得ました。
その後は志布志市役所の志布志支所で志布志観光ガイドのスタッフとの会合に臨み、志布志市におけるボランティアガイドの実情や取り組みについて説明を受けました。
大慈寺の本堂でお寺の歴史について学ぶメンバー
その説明の中でスタッフの一人が強調したのが「よそから来た人を楽しませるには自分がまず楽しむことが大事」という点です。「そのためには地元を知り、地元を好きになることが先決です」との発言に研修に参加した肝付町のメンバーは納得の様子でした。
志布志観光ガイドのスタッフとの意見交換会
次に向かったのは宮崎県南部では有数の観光地として知られる日南市の飫肥です。城を中心として武家時代の面影を残す街並みの一角にある食事処でまず昼食をとった後、日南市観光ボランディアガイドのスタッフの案内で街中を散策しました。
洗練された雰囲気の飫肥の街中を散策
その際、渡されたのが引換券付きの「食べあるき・町あるきマップ」です。それがあれば無料でさまざまな商品や食べ物をゲットできる仕組みになっています。
メンバーは案内役を務めるスタッフに促されながら、各自お気に入りの店を見つけ、商品をもらい受けたり、せんべいや厚焼きなどを味わったりしました。
引換券とお箸を交換します
街歩きの次は、飫肥観光の目玉といえる飫肥城の見学です。時間が短かったために少々あわただしい見学ではありましたが、メンバーはガイドの丁寧な説明に耳を傾けながら、城の主であった伊東氏や飫肥の歴史について学んでいきました。
この門をくぐって飫肥城内に入ります
城内では城主だった伊東氏の歴史などについて学びました
そして最後に行われたのが、ボランティアガイドのスタッフとの懇談会です。設立して14年が経つという同ガイドは宮崎で初めて発足したガイド組織というだけあって、しっかりした組織運営がなされているようです。
研修の仕方をはじめとして、実際の活動の仕方、さらには市の観光課などとの関係など、そのノウハウを直に学ぶことができたことは肝付町から訪れたメンバーにとって非常に有益だったのではないでしょうか。
日南市観光ボランディアガイドのスタッフとの懇談会
次の第8回の研修では来年1月中旬、地元肝付町に戻り、まだ現地研修をおこなっていない地区で研修を行うことになっています。
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