【きもつき情報局】キバレ、未来の「町民観光ガイド」!

町民の中から観光ガイドを養成する目的で肝付町観光協会が主催する観光ガイド研修が2月26日に開かれ、あいにくの雨にもかかわらず10名の受講生が参加しました。
今回で10回目を迎える研修では、これまで数回にわたり講師を務めたNPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会の東川隆太郎さんもアドバイザーとして参加、5人の受講生が実際に案内役となって町内の各観光スポットをガイドしました。
最初に訪れたのは、自民党の有力代議士として知られた故二階堂進氏の生家で国の重要文化財に指定されている二階堂家住宅。あらかじめ下見に来ていたという藤重かず子さんがガイド役を務め、二階堂家の歴史や住宅の構造的な特徴、二階堂氏にかかわるエピソードなどを紹介しました。
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二階堂家住宅を案内する藤重さん
藤重さんの説明を聞いた後、アドバイザー役の東川さんは、声の通りのよさや自身の体験を交えながら地元の人間ならではのエピソードを加えた点を評価。さらに「解説するときはお客さんに顔を向けて」「建物はまず遠くから見せて全体の説明をした後に近づいてポイントを紹介するとよい」などとアドバイスしました。
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東川さん(右から2人目)のアドバイスに熱心に聞き入る参加者
藤重さんは「緊張して何を言ったか覚えていません。ほかの受講生から質問してもらって『ああ、これもいうのだった』と思い出しました。なかなか覚えられませんね」と語り、実際にガイドをすることの難しさを感じたようです。
続いて訪れた四十九所神社では大野重敏さん、塚崎の大クスと古墳では井之上光徳さん、高山城跡では横手秀則さんがそれぞれガイド役を務め、準備してきた資料を使いながらもときおり自身の体験に基づいたエピソードを交えて詳細な説明を行いました。
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四十九所神社でやぶさめの説明をする大野さん(右奥)
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塚崎の大クスを題材にしたさつま狂句をまじえて解説する井之上さん
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雨足の強まった高山城跡で城の説明をする横手さん
最後の研修場所となった岸良地区の平田神社へ向かうバスの中では、黒木和人さんがバスの走っている県道542号やその周辺の地域にまつわる昔話を披露。町内に長年住んでいる人でもなかなか知らない話の連続に参加者は驚いた様子でした。
車内での解説に続き、黒木さんは平田神社のガイド役も務め、伝統行事の「テコテンドン」や「ナゴシドン」について説明するとともに、自らがナゴシドンで奉納される神舞の舞い手でもあることから、神舞に使う面や薙刀(なぎなた)などを保管場所から取り出し、見せてくれました。普段はめったに見ることのない貴重な品々とあって受講生も興味津々です。
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薙刀を手に神舞について説明する黒木さん
5人のガイドによる案内が終わった後、東川さんが全体を振り返り、持ち時間を守ることや地域で暮らすなかで得た実体験を交えて話すことなどの大切さを強調するとともに、「ガイドの印象が肝付町の印象になるので責任重大な部分もありますが、やっていくうちに慣れてきますので、ぜひがんばってください」と参加者を激励しました。
今回、見学という形で初参加した武下敏行さんは「丁寧に説明していただいて、勉強になりましたが、歴史の説明では、難しい言葉も使われていたようですので、もっと簡明な言葉にしていただければ、さらにわかりやすくなるのではないでしょうか」と、受講生がガイドとしてさらに進化していってほしいと述べました。
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