【きもつき情報局】大隅・薩摩の「すんくじら」を積極アピール(2013年)

鹿児島県出身者は別として、みなさんは「すん(隅)くじら」という言葉を耳にされたことはないですよね。「くじら」といっても海をゆったり泳ぐ、あのクジラではありません。そうではなくて鹿児島弁で「隅(すみ)っこ」を意味する、地元の人ならたいていは知っている言葉です。
そんな「すんくじら」にある町や市が集まった観光・物産展「半島隅くじら元気市」が2013年3月2日と3日の2日間、鹿児島市のドルフィンポートで開かれました。その名の通り大隅半島と薩摩半島、それぞれの「すんくじら」に位置する南さつま市、南大隅町、錦江町、肝付町の1市3町が共同で平成11年から毎年開催しているもので、今年は肝付町が企画を担当しました。
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大勢の来場者でにぎわう会場
会場では、野菜や果物、竹製品など各地域の特産品の販売のほか、ふるまい鍋や特産品詰め放題、鹿児島のローカルヒーロー・薩摩剣士隼人の握手会、JAXA宇宙教室などのイベントがあり、大勢の来場者でにぎわいました。
肝付町からは鮮魚店や農家、加工グループなどが出展、ブースには干物やトマト、そば粉、けせん団子といったさまざまな商品が並び、来場者が次々に訪れては商品を買い求めていました。今回で参加するのが2回目という野菜農家は、「去年よりも人が多いようです。なくなるのが早いですね」とうれしそうです。
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お菓子などの加工品を売るブース
来場した鹿児島市の女性は、「試食してとてもおいしかったので、けせん団子を買いました。香りがいいですね。昔は自分の家でもつくっていたんですよ」と、けせん団子の懐かしい味にすっかり魅了された様子です。
また、肝付町にいとこがいるという女性は、商品がいっぱい入った袋を手に下げて、「いとこから送ってもらって、おいしかったので、ドレッシングやめんつゆを毎年買うようになりました」とうれしそうに話してくれました。
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めんつゆやふくれ菓子などを販売する加工グループ
自らも売り場に立った永野和行町長は、「天気もよく、お客さんの出足がよかったと思います。出店された方たちの呼び込みも回を重ねるごとにうまくなっているようです」と語り、ほかの販売担当者と一緒に町の産品の売り込みに一役買っていました。
また、両日とも「肝付町寒ブリ大根鍋」が200食限定でふるまわれるとあって、そのための整理券を求める人が殺到。整理券は30分足らずでなくなるほどの盛況でした。しばらく並んで待っていた来場者は温かい寒ブリ大根の入った容器を手にすると、早速、おいしそうに味わっていました。
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ブリ大根鍋を求めて列をなす来場者
ちなみに、2日には町のイメージキャラクター、いて丸くんが薩摩剣士隼人と一緒にステージに登場、子どもたちと握手をしたり、一緒に写真に写ったりして町をアピールしていました。
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子供に大人気の薩摩剣士隼人といて丸くん
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