インターネットを利用する上での注意点やリスクなどについて学ぶ「情報セキュリティ講座」の一般編と保護者編が肝付町文化センターで3月6日と7日に開かれました。
平成23年度に町内全域に敷設された光ブロードバンド環境を利用して住民が気軽にインターネットを楽しめるようにすることを目的とした「肝付町情報発信塾」の一環として開催されたもので、今年度はこれまでにiPadやFacebookの利用方法について学ぶ講座がありました。
教職員や保護者が参加した講座(2日目)
今回の講座では、両日とも大分市にあるハイパーネットワーク社会研究所の主任研究員、原田美織さんがビデオ教材をスクリーンに映して、パソコンやインターネットを利用する際に遭遇しがちなトラブルや注意点などをわかりやすく説明しました。「不審なメールが来た時にはどう対応するか」「ネットショッピングでトラブルが起きたときはどこに相談すればよいか」などのクイズも出され、受講生はそれまでに学んだ知識をもとに考え、答えを出していました。
また、経済産業省による「インターネット安全教室」や日本ネットワーク・セキュリティ協会の「困ったときのお役立ちページ集」といった情報セキュリティに関するサイトや資料などを紹介し、意識的に最新の情報をチェックするように呼びかけました。
7日の保護者編では以上の内容に加えて、子どもたちがよく携帯電話やスマートフォンで利用する無料通話アプリLINEの機能や注意点、よく発生しがちなトラブルについても説明しました。受講した小学校教諭の男性は「携帯電話に興味を持ち始めるころですので、今回学んだことを子どもたちにも伝えたいです」と子どもたちのセキュリティ意識を喚起する必要性を感じた様子でした。
インターネット上の危険性について説明する講師の原田さん
講師の原田さんは「セキュリティに対する意識を持ってもらうことが大切です。意識して最新の情報をチェックすることで、新たに起きた事例を知ることができますし、対策をとることもできるようになります。講座に参加した人が周囲の人にも、こうしたことがあったと伝えることだけでも、セキュリティへの意識が向上すると思います。また、保護者の方は一方的に管理したり干渉しすぎたりせずに、子どもたちとよく話し合ってもらいたいです」と意識することの大切さを強調しました。
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