肝付町の新富地区公民館で7月31日、夏休み子ども講座として料理教室「パンdeランチ」が開催されました。同教室は毎年、食生活改善推進員を講師に町内の各公民館で開かれているもので、今回は2歳から小学4年生までの子どもと保護者にALT(外国語指導助手)2名も加わり、合わせて25名が参加しました。
はじめに食生活改善推進員の近藤和子さんがわかりやすくパンづくりの手順を説明し、手洗いをきちんとすることや包丁でけがをしないようになど注意を呼びかけました。
真剣な表情で材料を計量中の子どもたち
包丁で丁寧に材料を切っていきます
今回つくるのは「豆パン」と「ベーコンマヨパン」に揚げパンの一種の「つつみピザ」、食パンを使った「魚のロールサンド」の4種類。レシピは講座用に食生活推進員があらかじめ話し合って準備したもので、子どもだけでも簡単につくれるようにと食パンを使うものも昨年から取り入れたそうです。
パン生地のふくらみ具合を確認
パンをまるめて成形
エプロンに三角巾をつけた子どもたちは丁寧に手洗いをした後、食生活改善推進員や保護者らに教わりながら丁寧にタマネギやキュウリを包丁で切ったり、交代でパン生地をこねたりしてパンづくりに挑戦します。
「(タマネギで)目が痛い」「思っていたよりかたくてこねにくい」などと言いながらも、ふざけることもなく真剣に取り組んでいました。近藤さんは「今年はみんな積極的に参加してくれてよかったです」とうれしそうな様子でした。
具材をはさんでパンを巻く子どもたち
形が崩れないように丁寧にカット
およそ2時間かけて出来上がったパンはその後、お昼ごはんとなり、大人も子どもも口々に「おいしい」といいながら満足そうに食べていました。とりわけ子どもたちには揚げた「つつみピザ」が、大人には「魚のロールサンド」が人気のようでした。
できあがったパン
おいしそうに食べる子どもたち
近藤さんが子どもたちに「楽しかったですか。また来年も参加したいと思う人は手を挙げて」と呼びかけると全員が元気よく手を挙げていました。
また、参加した保護者は「毎回、違うレシピで新鮮です。パンを生地からつくるのは家ではなかなかできないので、今後もこうした機会をいかしたいです」「子どもたちがパンづくりの工程に触れることができ、楽しそうでよかった」などと話していました。
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