夏の強い日差しが照りつける肝付町前田の稲田で8月3日、生活協同組合コープかごしまが主催する稲刈り交流会が開かれ、町内外から集まった子どもたちが稲刈りに挑戦しました。
交流会が開かれた肝付町前田の産直米交流田
今回の交流会は今年4月に開かれた田植え交流会に続くもので、米づくり農家でコープかごしまと産直契約を結んでいる生産者組合会長・中村重治さんの稲田には、子どもたちやその保護者のほか、コープかごしまや肝付町役場、生産者組合のメンバーなどおよそ40名が集まりました。
はじめに関係者からのあいさつに続いて、生産者組合メンバーから鎌の使い方などに関する説明があった後、さっそく稲刈りが始まりました。稲の根っこの部分が硬いせいか、小さな子どもや女の子の中にはなかなか刈り取れずにいる子もいますが、保護者などが脇から手伝って刈っていきます。
鎌を片手に稲を刈り取っていく子どもたち
かがむと稲穂の中にすっぽり包み込まれてしまいます
途中からは稲刈り機の試乗体験も始まり、男の子たちが次々に挑戦していきました。稲刈り機の持ち主の中村さんが横について安全に気を配るなか、子どもたちは運転席に座り、黒いレバーを操作しながら稲刈り機を前に進めていきます。運転している表情を見ると実に気持ちよさそうです。
試乗を終えた男の子たちに聞くと、口々に「ちょっと難しかったけど楽しかったです」とのコメントが返ってきました。
稲刈り機を立派に運転する男の子
稲刈りが一通り終わった後は、刈り取ったばかりの稲を稲刈り機に運んでいきます。そこで稲から籾(もみ)をわけていきます。自分たちで刈り取った稲を機械に運んでいる子どもたちは自分の番が来るのを辛抱強く待っています。
刈り取った稲を手に持つ子どもたち
今回稲刈りに挑戦した鹿屋市田崎小学校4年生の山元陸未(りく)君は、「初めはドキドキして、やれるかなと思ったけど、うまくできました」といって広い田んぼでの稲刈りを楽しんでいる様子でした。
仕事を終えた田んぼの前で記念撮影
午前中で稲刈りが終わった後は中村さんの田んぼをバックに記念撮影。それから会場を宮富地区公民館に移し、昼食会やゲームをして交流会は終了しました。
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