【きもつき情報局】老いじたく講座生らが緩和ケア棟視察研修

肝付町の生涯学習講座「老いじたく講座」の受講生と肝付町地域包括支援センター、在宅介護支援センター、社会福祉業議会の職員合わせて18名が10月16日、姶良市加治木町の南九州病院を訪れ、緩和ケア棟視察研修を行いました。
 
「老いじたく講座」は地域の高齢者を対象に昨年始まった講座で、高齢に伴うリスクへの対処方法などについて学び、自分に合った高齢期の生き方を選べるようにすることを目的としたもので、60代から80代までの受講生(最年長は83歳)19名のうち9名が今回の研修に参加しました。
 
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熱心に説明に聞き入る参加者
 
現地に向かうバスの中で、地域包括支援センターの能勢佳子さんが「今は(高齢期の生き方として)いろいろな選択肢がありますので、緩和ケアというものも選択肢のひとつとして知っておいてください。いろいろな選択肢を知って、『かせいのもらい方』(支援の受け方)を勉強してもらえたらと思います」と参加者たちに呼びかけました。
 
南九州病院では、まず緩和ケア棟専任医師の永濱良吉幸さんが「緩和ケアのおはなし」と題して説明。緩和ケアは終末期医療やホスピスと混同されがちだが、がんと診断された治療の初期段階から行う身体的・精神的な苦痛を和らげるための医療で、医師や看護師だけでなくカウンセラーや栄養士などがそれぞれ専門性を生かして家族とともにチームを組んで行うケアであることや患者だけでなくその家族もケアするものであることなどをわかりやすく解説しました。
 
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ケアについて説明する鳥越さん
さらに緩和ケア棟看護師長の鳥越るみ子さんが治療が有効でなくなったがん患者を対象とした緩和ケア棟で行われているケアについて、緩和ケア認定看護師の上村直美さんが緩和ケア外来通院について、それぞれ具体例を挙げながら対応内容や多く寄せられる質問などを紹介しました。
 
また、地域医療連携室係長の小野洋子さんは地域医療連携室が果たす役割として地域の病院や行政機関などとの窓口となり、転院や在宅復帰などの支援を行っていることを説明しました。
 
参加者からは「緩和ケア棟の入院費は高額なのですか」「よく3ヶ月以上入院すると転院しないといけないと聞きますが、3ヶ月過ぎた場合はどうなるのですか」などの質問が出て、担当者がそれぞれ「料金が別途かかる特別有料個室もありますが、普通に入院するときと同じくらいです」「3ヶ月過ぎても引き続き利用できます」と答えていました。
 
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緩和ケア棟を見学する参加者たち
 
説明の後は緩和ケア棟を訪れ、カフェスペースのある部屋や家族控室、病室の設備などを見学、参加者たちは「ホテルのようですね」と驚いたり、「ここに入るための積立を始めないといけないね」などと冗談を言い合ったりしながら、興味深そうに部屋を見ていました。
 
見学を終えた参加者たちは「勉強になりました。大変意義深かったです」と今回の研修に満足そうな様子でした。
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