地域の人たちも参加して毎年開催される波野小学校の学習発表会、「波野っ子祭り」が11月16日、同小の体育館や隣接する波野地区公民館でありました。
体育館で行われた舞台発表
体育館での舞台発表の前には、もちつきとそば打ちのほか、けん玉やおはじきを使った昔遊びを体験する時間が設けられ、子どもたちは地域住民や保護者のアドバイスを受けながら、楽しい時間を過ごしていました。
なかでも、もちつき体験コーナーで使われたもち米は、学校農園で4、5年生が栽培したもので、もちつき後の試食では「自分たちが育てたもち米なので、この日を楽しみにしていました。とてもおいしいです」と、5年生の男子児童がつきたての餅を頬張りながら感想を述べました。
石臼を使用したもちつき体験
また、そば打ちは学校の目の前にある公民館で行われ、先生役の地域住民が生地を薄くのばしていく作業や切り方を子どもたちに丁寧にアドバイスしながら作業を進めていきました。
そして全校児童77人が、すべてのコーナーでの体験を終えると舞台発表に移りました。
多くの地域住民や保護者が見守る中で行われた舞台発表は、合奏や劇、斉唱が披露され、肝付町に伝わる妖怪、いったんもんめ(一反木綿)を題材にした劇もありました。
いったんもんめを題材にした劇
この劇は、鹿児島弁で演じられたこともあり、地域のお年寄りは子どもたちのぎこちない方言に喜び、会場は温かな笑いで包まれました。
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