肝付町の野崎地区の田園地帯で、12月17日、国の特別天然記念物に指定されているコウノトリの飛来が確認されました。
兵庫県から飛来したコウノトリ
町によると足に付けられた標識からこのコウノトリは兵庫県豊岡市から6月と7月に巣立ったオスとメスであることがわかりました。
約590キロの道のりを旅してきたコウノトリは人になれているのか、話を聞いてかけつけた見物客や近くを走る大型トラックのエンジン音にも警戒せず、逃げるようなそぶりをみせません。
遠くからコウノトリを見守る見物客
近くで農業をしている男性は「コウノトリじゃないかと思い、役場に問い合わせました。最初見たときはびっくりしました」と話し、「こんな遠いところまでよくがんばったきてくれた」とねぎらっていました。
今回飛来したコウノトリを放鳥したのは「兵庫県立コウノトリの郷公園」で、コウノトリの保護や飼育、増殖や野生化に向けた研究、環境づくりなどの活動を行っているそうです。
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