【きもつき情報局】南の国で3月に雪山登山!

ただでさえ積雪自体が珍しい南国のきもつきですが、本格的な春を間近に控えた3月初旬に山間部限定で雪が積もった日がありました。その積雪のあった日の翌日、3月10日にはその様子を紹介しましたが、ちょうどその日に町民レポーターの有村哲郎さんは雪山の登山をしていました。
 
その時の様子を前回の鬼火焚きに引き続き、有村さんが撮影した写真とともにレポートします。どうぞご覧下さい。
 
3月9日は恒例の照葉樹の森トレッキングです。昨夜来の雨も上がり、今日のコースは森の滝めぐり。朝8時、現地集合場所に着くと、何と遠くの山が雪で真っ白!。エーッ何これ!。昨夜の山には雪が降っていたのです。
 

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このとおり南の山も雪景色
 
この日の滝めぐりは雪や氷の足場の悪さを考慮して、急きょコース変更となりました。まず、中腹の照葉樹の森ビジターセンターをめざして車道を歩き始めました。
 
ビジターセンター周辺では積雪15㎝とのこと。天気がいいので真っ白な雪が朝日に輝いて素晴らしい景色です。ガイドの記憶でもこんな雪景色は何年か前にあったかなぁ・・・と。
 

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車道を歩いてビジターセンターを目指します
 
南国生まれの参加者たちは雪道の経験がとぼしいため、雪に足を取られたり滑ったり悪戦苦闘です。でも子供に返ったみたいにワーワーキャーキャーとにぎやかなこと!
 
2時間かけてやっとビジターセンターに到着し、温かいお茶とコーヒーで弁当を食べた後、そこからいよいよ登山道に入りました。
 

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雪に埋もれた登山道
 
雪はますます深くなり、足にはこたえますが、あまりの景色の美しさに疲れも吹っ飛びます。
 
そこでは、2月の半ばから息吹き始めていたセンリョウやキイチゴの花のつぼみが雪をかぶっても可憐に咲いています。倒れた朽木の下からは何と天然のシイタケが生え、日の当たるところでは雪を割って福寿草が顔をのぞかせています。椿も雪の中で一段と映えていました。
 

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シイタケ
  

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福寿草
 
稲尾岳の途中の尾根に到着し、そこから引き返し、険しい山道を下り、林道に出て辺りを見ると、朝方あんなに真っ白な雪山が何ともとの緑の山に代わっているではありませんか、
 
さすがに南国、枝にはまだ多少の雪は残っているもののわずか半日で雪は溶けていました。一夜のいや半日のはかない夢でした。
 
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