【きもつき情報局】音楽と写真で「いのち」を考える

ハープ奏者の池田千鶴子さんによるコンサート・ミュージックセラピー「あなたのこころ色はいのち色していますか?」が、3月11日、肝付町波見の有明小学校体育館で開催され、60名を超える来場者が集まりました。
 
同コンサートは、世界各地の紛争地や経済貧困地域をめぐり取材してきたフォトジャーナリストの國森康弘さんが近年、看取りや在宅医療などの現場を撮影した写真による「國森康弘写真展『いのつつぐみとりびと』」のオープニングセレモニーとして、また、地域ケアを支える仲間たちの集いの一環として開催されたものです。
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グランドハープを演奏する池田さん
 
被災地や養護学校、世界の紛争地帯などで演奏活動を続けている池田さんは自身の体験をもとに「日々生きていくということは奇跡的なこと」と命と向き合う大切さを語り、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の翌年、ニューヨークで開かれたレクイエムコンサートで演奏したという曲や馴染みのある童謡などをグランドハープで演奏しました。
 
また、國森さんが東日本大震災被災地で撮影した写真による3.11追悼記念スライド上映と合わせた即興コラボレーションもあり、参加者はハープ演奏の流れるなか、被災地の様子が写された写真に見入り、東北地方太平洋沖地震の発生した14時46分になると全員で黙祷を捧げました。
 
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國森さんの写真スライドと池田さんの演奏によるコラボ
 
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あいさつする國森さん
 
セレモニーに参加した、有明小学校近くに住む谷山タキ子さんは「こんな田舎で写真を見たり演奏を聞いたりできるなんてありがたいです。心が広がったような気がしました」と話してくれました。
 
さらに、写真展に合わせて有明小学校校舎で「海と桜の*せるふカフェ*」と地域の人々がiPadで撮影した写真などを展示した「きもつきの笑顔展」も開かれました。カフェでは、近隣の住民が持ち寄ったふくれ菓子や漬物などが振る舞われ、写真展に訪れた人々が立ち寄って地域の人々とおしゃべりしたり、海を眺めながらのんびりお茶を楽しんでいました。
 
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せるふカフェでお茶を楽しむ人々
 
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ふくれ菓子やタンカンなどがふるまわれます
 
写真展開催中、肝付町に滞在した國森さんは「地域のみなさんが会場に料理を持ち寄ってふるまってくれることに、地域の絆、人のつながりが表れていると思います。日常生活の中で互いに支えあって命をつないでいくことのできる地域なのではないでしょうか。主に看取りの写真を撮影してきた地域(滋賀県東近江市永源寺地域)と通じる温かさを感じます」と語り、肝付町における地域のつながりを実感した様子でした。
 
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有明小学校体育館で開かれた写真展
 
なお、國森さんの写真集「いのちつぐみとりびと」は農文協(農山漁村文化協会)で出版・販売されています。
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