豊年豊作を願うため、肝付町で今なお続けられている棒踊りや鎌踊り。3月に入ると、その伝統行事が各地で始まります。その皮切りとなる野崎地区の鎌踊りが3月16日、同地区の伊勢神社を中心に行われました。
今年も水窪と津曲の2つの集落が参加し、伊勢神社に踊りを奉納します。子どもたちが中心で、唄に合わせて、時折、声をあげながら踊ります。色鮮やかな着物にたすきをかけ、鉢巻をしめた正装でナタと鎌を使い、複雑な動きで打ち合います。
奉納後は、伊勢神社から山を下ったところにつくられたため池、天道池で水神に踊りを奉納し、各集落で数十軒の家をめぐって踊りを披露していきます。今回のフォトレポートでは、この野崎の鎌踊りを紹介します。
鎌踊りが奉納される伊勢神社。
伊勢神社の由緒書き。
午前10時30分頃、踊り手たちがやってきました。
代表者の玉串奉奠に合わせ、かしわでを打つ踊り手たち。
鎌踊りが始まりました。
柄が長い方がナタ、短い方が鎌です。
まずは津曲集落が奉納します。
続いて水窪集落が奉納します。
カメラマンが大勢集まりました。
神社から山を下ったところにつくられた天道池
今度はこの池のほとりで踊ります。
ここでは2つの集落が同時に踊ります。
この後、昼食をはさんで各集落で数十軒の家をまわって、踊りを披露していきました。
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