肝付町の新しい夏の風物詩となりつつある「おおすみ―かごしま芸術祭2014」が今年も開催されています。
3回目となる今回は、ダンサーの花輪洋治さんやバンド・デシネ(仏、ベルギーの漫画)作家のアンドレ・ドヴェーヴルさんら国内外のアーティストが参加、肝付町のほか曽於市や鹿屋市、大崎町、錦江町、南大隅町、鹿児島市、南九州市の会場でパフォーマンスやワークショップ、トークなどのイベントが開かれます。
「竹で作ろう!体験教室」でつくられた作品(川上小学校校庭)
8月3日には、オープニングイベントが肝付町の川上小学校(休校中)体育館で開催され、東京からの帰省客など町内外から参加者が集まり、ゴスペルワークショップやライブパフォーマンスなどを楽しみました。
ストレッチで体をほぐします
ゴスペルワークショップでは、まずダンサーの大高規見子さん(フランス・パリ在住)がストレッチを指導、続けてピアニストの内薗恵理子さん(錦江町)を講師に参加者は体を動かしながらの発声や発音を練習し、二部に分かれて歌声を響かせました。
体を動かしながらの発声練習
鹿屋市でゴスペル教室を開いているという内薗さんは「みなさんよく声を出されていました。これほど声が出るとは思わなかったです。いずれはダンスや生演奏と合わせてみんなで歌ってみたいですね」と参加者の積極的な姿勢に喜んでいました。
さらに、鹿屋市を拠点に音楽活動をしているチェリーさんのエレクトーンや内薗さんのピアノ独奏、デュオ演奏に続いて、ダンサーの花輪さん、大高さん、JOUさんが音楽に合わせてしなやかな動きでパフォーマンスを繰り広げました。
大高さん(左)と花輪さんのパフォーマンス
途中からは参加者もダンスや演奏に加わり、炭坑節の振り付けを入れたり、竹を叩いてリズムを取ったりして、みんな笑顔になって大いに盛り上がりました。
次々と参加者が加わったダンス
鹿屋市から参加した女性は「JOUさんが鹿屋市で行ったパフォーマンスをきっかけにこの芸術祭のことを知り、今回初めて参加しましたが、みんな一緒に踊ったりして楽しかったです」と話し、アート体験を満喫した様子でした。
川上中学校体育館で開催されている写真展
肝付町の川上小学校で行われたいくつかのイベントをiPhoneで撮影したものです
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