鎌倉時代に開かれた道隆寺の歴史を後世に語り継いでいこうと肝付町新富(本城)の同寺跡に歌碑が建立され、その除幕式が11月9日に行われました。
歌碑の除幕
地元有志の呼びかけで町出身者を中心に県内外の582名から集まった寄付によって建てられた歌碑には、故・大岳水一路さんの俳句と歌人の東郷良子さん、柳元妙子さん、郷土史家の竹之井敏さん、肝付家当主夫人の肝付テルヨさんの短歌が刻まれています。これらの俳句や短歌は道隆寺やその整備・発掘の苦労をしのんで詠まれています。
式には多くの人が集まりました
式には短歌グループのメンバーなど町内外からおよそ80名が参加、なかには初めてこの場所を訪れた人もいて関係者から紹介される道隆寺の歴史や発掘の経緯などに興味深く聞き入っていました。
歌碑の前で記念撮影する福谷さん(右)ら
寺跡の土地の所有者で、歌にも詠まれた福谷平さんは「1人ではできることではありません。みなさんの協力があったからこそこうして整備され、歌碑も建てられました」と語り、人々の協力に感謝を述べていました。
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