今回は、町民レポーターの有村哲郎さんが今年の初日の出についてレポートします。
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2015年1月1日、かねてから予定していたとおり、柏原海岸に初日の出を見に行くことにしました。
鹿児島県の天気は曇、でも太平洋に面した大隅半島は晴れるかも・・・という予報です。
午前6時40分、まだ暗い中を出発。空一面の黒い雲です。柏原海岸に着くと初日の出を見ようとする人たちの数台の車が集まっていました。対面にある志布志国家石油備蓄基地は黒々としんと静まりかえっています。
7時17分、日の出の時間。空はうっすらと明るくなって何とか明けそうな気配ですが、果たして初日が見えるのか。
そうこうするうちにぱらぱらと雨が降ってきました。「残念! ダメか・・ダメよダメダメ」と口走っても天には勝てません。いつの間にか10数台に増えていた車の中にはあきらめて帰る車もありました。
でも、ここまで来たのだからと辛抱強く天を仰ぎながらじりじりと待ちました。7時35分を過ぎたころ、備蓄基地につながる橋の上の雲が明るくなり、それから3分、何と雲が切れてぐっと明るくなってきました! やったあ!
それから7時39分までの刻一刻の初日はもう写真で見ていただくしかなく、言葉では表現できません。ただただ見とれてシャッターを押すチャンスを何回か失うばかりでした。
そして・・・。
7時50分、また天を雲が覆いはじめ、初日は雲の中に隠れようとしていました。
わずか10数分ばかりの「初日ショー」、帰らずに待っていた人たちの誰もが大満足の初日でした。
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