肝付町前田地区の下住下集落に新たなお楽しみスポットができました。同地区の民家の庭先にそびえる大きな楠に建てられたツリーハウスです。
馬場さん宅の大きな楠
この楠は同地区の馬場トモ子さん宅に立つ、樹高約20メートル、幹周り3メートルほどの大きな木で、樹齢150年ほどだといわれています。
その楠を活かしてなにかやりたいとツリーハウス建設を計画したのは4年前。馬場さんの息子、啓介さんが仕事の合間を縫ってコツコツと作業を続けてきました。東京から6年前に帰郷するまで、啓介さんは大道具製作やイベント大工などをしてきました。
ツリーハウスの柵を製作する啓介さん
あらかた完成したツリーハウスは、高さ10.5メートルの位置に設置されました。8畳間ほどのスペースで、そこから地域一帯を展望でき、特に夕陽が沈む時などは綺麗な景色を楽しむことができます。
高さ10.5メートル付近に建てられたツリーハウス
8畳間ほどのスペースが広がるツリーハウス
またツリーハウスまでは、手すり付らせん状の階段がつくられていて、子どもから高齢者まで安心してのぼることができます。使用している材料がほぼ廃材ということで、材料ひとつひとつのかたちは不ぞろいなのですが、階段自体はしっかりと幹の形状に合わせて備え付けられています。
幹に沿ってらせん状につくられた階段
らせん階段を使ってのぼってきた猫
(撮影:馬場啓介)
5月3日には完成お披露目会が行われ、今後一般開放もされるということです。啓介さんは「このツリーハウスが地域や子どもたちにとって夢や希望の象徴になってもらえたら嬉しいですね」と話していました。
※ツリーハウスは私有地になるので一声かけてから利用してください。
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