鹿児島県小水力利用推進協議会と九州発電株式会社が県内40ヶ所に建設を計画している小水力発電施設第5号基の起工式が6月28日、建設地の肝付町辺塚地区で行われました。
発電所建屋の完成イメージ
肝付町にはすでに稼働している船間発電所と工事中の一ノ谷発電所があり、今回建設される内之浦辺塚発電所は町内で3カ所目の小水力発電施設になります。
平成29年4月30日に完成予定で、年間420万kWの発電量を見込みます。これは一般家庭1200世帯分の年間使用量にあたるものです。
水車・発電機の完成イメージ
小水力発電は太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの中でも効率が優れていて、ダムのような大規模構造物を必要としないため周辺環境へ与える影響が小さいといわれている発電方法です。
当日行われた起工式には、九州発電株式会社の古田功代表取締役社長や永野和行町長、大隅地域振興局長、辺塚自治会長、地域住民など関係者ら約60名が出席、神事などで工事の安全を祈願しました。
地域住民なども参加した起工式の様子
なお、町には4基目の施設建設が予定されていて、町担当者は「自然を活かしたクリーンエネルギーを推進している町だということを内外にアピールしていきたい」と話しました。
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