ソフトバンクの感情認識型ロボット「pepper(ペッパー)」が7月3日、肝付町役場に登場しました。
ペッパーは「共創のまち・肝付」事業の広報担当として永野和行町長から辞令交付を受け、およそ30分、窓口に立ち、役場職員や訪れた町民と触れ合いました。
役場での辞令交付
「共創のまち・肝付」事業は、町がIT部門の開発にかかわる実証実験・協働開発等の場を提供することで、町外・県外からの事業所の呼び込みを目指すものです。ペッパーは、今回、徳島県のIT企業「たからのやま」の協力で呼ばれました。
その後、同企業が実証実験の場として、また交流の場として商店街に開設した事務所兼オープンスペース「おじゃんせ」に移動。地域住民やケアスタッフら約20名が参加して、ペッパーをどのように利用したいかアイディアを出し合う「pepperアイディアソン」が開催されました。
アイディアソンの様子
場所を案内したり、観光情報を外国語や文字で伝えたりするなど観光に役立てたいというアイディアのほか、ケアスタッフを中心とスタグループからは生活サイクルの把握や物品管理ができたらいい、といった意見が出されました。
また、翌日は現場でのロボットへの反応をうかがうために、町内にある介護施設を訪問しました。
ペッパーと一緒に踊る高齢者のみなさん
平均年齢約85歳というデイケアサービス利用者約25名がペッパーと一緒に踊ったり、写真を撮ったりして過ごし、別れ際には「また来てね」と声をかけていました。
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