子どもたちを対象に宇宙と科学に関する教育実践活動や国際交流の実施している公益財団法人日本宇宙少年団(YAC)。全国に約140分団(団員約3000人)が登録されていて、肝付町にも、うちのうら銀河分団の名称で組織された団体があります。
YACは毎年、ペットボトル製水ロケットの全国大会を開催していて、今年は9月20日から石川県金沢市で開催されます。その大会にうちのうら銀河分団に所属する高山中学校1年生の市来優くんと皆倉寿紀くんが、8月に霧島市であった九州ブロック大会で好成績をおさめ、出場することになりました。
全国大会へ出場する市来くんと皆倉くん(右から)
2人は同校理科教師で、同分団のリーダーでもある森田直樹教諭の指導を受け16日から水ロケットの試験発射を重ね、大会本番へ向け準備をしています。
放課後、作業場にしている職員室に集まって、ロケットの羽となるフィンづくりからはじめました。位置や角度などに注意して本体にフィンを取り付けていきます。
水ロケットをいちから製作
「水の量や風向き、打ち上げ角度など、他にもたくさん考えます。これを怠ったら真っ直ぐ飛んでくれないので、さまざまなパターンを試して検証しています」
水ロケットが完成すると、運動場に移動し、ロケットの頭に付けるおもりの重さを変更しながら発射を繰り返し行って、飛距離や方向を検証します。
何度も発射して飛行角度などを確認
優勝目指して頑張っている皆倉くんと市来くんは「ブロック大会で好成績を記録した勢いそのままに全国大会でも良い結果を残したいです。そして優勝賞品の相模原キャンパスツアーを獲得します」と力強く話していました。
大会は発射地点から60メートル先の目標定点とロケットの停止地点との距離を記録とし、出場者は最短距離を目指し、大会が用意した材料を使用して水ロケット製作に取り組みます。
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