【きもつき情報局】34年ぶり全面葺き替え 二階堂家住宅

江戸時代の武家屋敷で国の重要文化財でもある二階堂家住宅。町の観光資源として大切に保存されている施設です。
 
そんな二階堂家住宅の老朽化にともない平成27年から大規模補修工事が行われ、6月27日には工事完了を受けて同住宅前の広場で竣工式が行われました。
 
 

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補修工事前の二階堂家住宅
(提供:肝付町観光協会)
 
二階堂家は江戸時代の郷士で、鎌倉時代に鎌倉から移り住んできた一族。1810年頃の建築とされる住宅は茅葺き屋根で、客間の「おもて」と、普段の生活の場として使用した「なかえ」からなる分棟型民家です。
 
補修工事の中心は屋根の全面葺き替え作業で、34年ぶりになります。葺き替え用の茅は熊本県の阿蘇地方から仕入れた丈夫で耐久性のあるヤマガヤ。以前までは茎の細いミノガヤを使用していました。
 

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今回の補修工事で使用されたヤマガヤ
 
事業費は4千336万円で、国や県の補助金と町費で賄いました。竣工式で永野和行町長は「見違えるように立派になって嬉しい。茅葺きという伝統技術の伝承のためにも意義のある工事だ」と話しました。
 

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屋根を葺き替え真新しくなった二階堂家住宅
 
設計を担当した文化財建造物保存技術協会は「普段のメンテナンスとして茅葺き屋根を囲炉裏の煙で充満させるいぶしを行い、さらに5年周期で傷んだ部分だけを差し替える差し茅、15年目に3層からなる茅葺きの表面層だけを葺き替えれば、長持ちします」と説明しました。
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