肝付町観光協会のスタッフKが7月7日に行われたガイド部会先進地研修に参加してきました。日帰りだったのですが充実した内容でとても勉強になりました。今回は研修の様子を体験レポートというかたちで紹介していきます。
研修先は鹿児島県の北部内陸地域に位置する湧水町と鹿児島県本土の中央部に位置する霧島市。まずは湧水町の栗野岳八幡大地獄に足を運びました。ここは九州有数の面積を誇る噴気孔が存在し、栗野岳温泉の源となっているところです。
ガイドを担当してくれたのは湧水汽車会(ワクワク・ポッポ)の方々。ぐつぐつと煮えたぎる大地、あたり一面を覆う蒸気と異世界に足を踏み入れてしまったかのような感覚になりました。
そこで大地のエネルギー存分に感じ次は島津義弘公居城の松尾城跡に向かいました。このお城は中世の山城で義弘公が5年間在城していたそうで、朝鮮出兵の際はここから出陣したとのことでした。
また整備された城壁には当時の様子などが描かれていて、とてもわかりやすく歴史を学ぶことができました。
午前の最後は日本名水百選に選定されている丸池湧水です。一日約6万トンの水量をほこる湧水池で地域全体の生活水として活用されているそうです。
遊水池の周りは石畳やレンガ橋、水汲み場などが整備され公園としても親しまれています。
お昼は日本さかな検定1級の料理人がいるお店で昼食をとり、午後からは国宝に指定された霧島神宮に行きました。ここからのガイドは霧島シルバーガイドしっちょいどんにバトンタッチです。
霧島神宮は天孫、ニニギノミコトを主祭神とする社です。今ある建物は別当寺からの失火後に島津吉貴公の奉納で1715年に再建されたものになるそうです。
朱塗りを基調としており、その輪奐の美しさにうっとりと見とれてしまい、あっという間に帰る時間となってしまいました。
今回の研修で初めて他の地域のボランティアガイドの案内を見ることができました。そこで自分に足りないものが分かったような気がします。一般の人に分かりやすく伝えるためにユーモアを交えた話などが印象に残っています。この体験を肝付町でのガイドに生かしていこうと決心した観光協会スタッフKからの体験レポートでした。
※肝付町観光協会ではボランティアガイド。きもつきふるさと案内人のメンバーを募集しています。詳しくは肝付町観光協会0994-67-2888.
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