宇宙甲子園県予選を宇宙の町 肝付町で初開催

自作のモデルロケットの技術力を競う宇宙甲子園の地区予選大会が11月1日、宇宙の町、鹿児島県肝付町で初めて開催されました。

会場は内之浦宇宙空間観測所のお膝元、内之浦総合グラウンド。巨大なパラボラアンテナを間近に見ることができる同大会にうってつけのロケーションで進められました。

この日は、県内の中・高校生からなる8チームがエントリー。年明け2月に福島県南相馬市で開催される全国大会の出場権をかけてしのぎを削りました。

 

競技は、モデルロケットの先端部分に入れたウズラの卵を搭乗に見立てて、規定高度と規定滞空時間に近い飛行を目指し、卵の割れや部品落下、機体の未回収などは失格という基準で順位が決められ、どのチームも時折の突風に悩まされながらタイミングを計って打ち上げていました。

その中で、優勝したのは地元、楠隼中高一貫校から参加した藍色空間(ブルースペース)。部活動でモデルロケットの製作・打ち上げを行っている中学3年生で構成されたチームです。

自作の発射台を採用して目標としていた楠隼高校宇宙部の先輩たちを上回り、全国大会への切符を手にしました。

審査員を務めた九州工業大学の前田恵介特任准教授は「この大会をきっかけに仲間とともに1つの事を成し遂げてプロジェクトをマネジメントすることを覚えてもらえたら嬉しいですね」と話しました。

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