水門ゲートの製造からメンテナンスまでを一手に担う株式会社二宮鉄工(肝付町)の主催の河川学習会が12月11日、肝付町の波野小学校でありました。

この取り組みは子どもたちに治水事業や防災について理解を深めてもらおうと毎年、企画されているものです。
今年は同小の5、6年生11人を対象に行われ、はじめに二宮鉄工の鶴田陽三社長と大隅河川国道事務所の担当者による授業が学校の教室で行われました。

河川整備の仕組みを理解しやすいようにと映像や模型を使いながら進められ、子どもたちは約1時間半の授業で水門の役割、防災について学びました。
その後、二宮鉄工が管理する甫木水門に移動し、水門の開閉操作を体験。事前に堰き止めていた河川の水が勢いよく流れていく様子に驚きの声をあげていました。

参加した子どもたちは「災害があったときに多くの人が寝ないで頑張っていることを学びました。台風で学校が休みになったからといって浮かれていられないなと思いました」と話しました。
ちなみにこの日、着用したライフジャケットは同社からの贈り物で、子どもたちは「川や海では必ず着用して遊びます」と元気よくこたえていました。


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