澄み渡った青空の下、肝付町内之浦地区の秋の風物詩である「うちのうら銀河マラソン大会」が11月25日、開催されました。
今回で26回目を迎える同大会には、昨年よりも170人多い1068人が県内外から参加、心地よい潮風を受けながら内之浦の海岸線を駆け抜けました。
内之浦の街を力走するランナー
今大会では、夏季の集中豪雨災害の影響で一部コースが変更されましたが、例年通り10キロの銀河コース、5キロの彗星コース、3キロのジュピターコース、1.2キロの太陽コースの全4コースが設定され、ロケットの町らしく火薬で大空高く飛ばすモデルロケットの発射を合図に、まず10キロコースのランナーからスタートしました。
一斉にスタート!
今大会から「地元の自然を見直し、地域とのかかわりをもってもらいたい」と内之浦中学校の全生徒が参加することになり、それぞれのコンディションに合わせたコースで力走、沿道に集まった多数の町民から盛んな声援を受けていました。
3キロコースに挑戦した同校2年生の倉園瑠衣さんは「コースは普段の通学路だけど、走りながら見る景色は違って見えました。こんなにきれいな景色があるのだなと再発見できて嬉しい」と語り、大会参加を通じてふるさとのよさにあらためて気づいたようです。
さらに今大会では、10キロコースに招待ランナーとして県下一周市郡対抗駅伝競走大会の肝属地区代表候補選手も参加して白熱したレースを展開、その中で圧倒的なスピードで最後までペースを崩さなかった鹿児島市の前田伯さん(鹿児島走ろう会)が見事優勝の栄冠に輝きました。
優勝した前田さん
ちなみに、メイン会場の内之浦小学校グラウンドでは、地元の鮮魚販売やJAXA(宇宙航空研究開発機構)によるロケット風船の無料配布などもあり、来場者を楽しませていました。
ロケット風船の無料配布
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