本格的な冬の訪れを告げる強い北風が吹きすさぶ中、大隅地区内之浦G・G(グラウンド・ゴルフ)ロケット大会が12月4日、肝付町内之浦地区にある総合グラウンド場で開催されました。
今回で10回目を迎えた同大会には、町内外から128チーム640人が参加、ゲームを通して、お互いに交流を深め合いました。
ホールポスト目がけてクラブを振りぬきます
この日は、前日に降った雨でグラウンドが少しぬかるむなど、あいにくのコンディションでしたが、参加者の中には「ボールが狙った所で止まるので逆に調子がいい」といって悪条件を楽しんでいる様子。各参加者は赤や青、黄色といった自分好みの色のマイボールを専用のクラブでたたき、ゲームを心ゆくまで楽しんでいるようでした。
後ろに見えるのは内之浦宇宙空間観測所のパラボラアンテナ
また漁業が盛んな内之浦が会場とあってグラウンド周辺では、地元産のサバ、カタクチイワシ、カマス、アジなどの干物やかまぼこ、つけあげなどの加工品が販売され、休憩中のプレーヤーがこぞってお土産にと買い求めていました。
中には、自分の出番が来るまでの間、待ちきれずにつけあげなどをお茶請け代わりに一服を楽しむグループもあって、会場周辺にはほのぼのとした雰囲気が漂っていました。
グラウンド脇に設けられた干物の試食コーナー
同大会は、以前は内之浦G・G大会と呼ばれていましたが、「内之浦宇宙空間観測所を持ち、しかもパラボラアンテナが目の前にそびえる会場で開催しているのだから、ロケットの町をもっとアピールすべき」という県グラウンド・ゴルフ協会会長からの指摘を受けて、昨年から「ロケット」を大会名称に加えて開催しているものです。
ちなみに、この日優勝したのはAパートが東串良町のルーピン1(総合優勝)、Bパートが鹿屋市の高隈めぐみ2で、両チームには副賞として5キロのカンパチがプレゼントされました。
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