肝付町新富の高山やぶさめ館で町主催による婚活イベント「君に胸キュンinきもつき」が12月8日、開催されました。
今回集まったのは町在住者を中心とした20代から50代の男性13人と女性11人で、町外では鹿児島市や鹿屋市などからの参加もありました。
はじめに、永野和行町長から「チャレンジでの失敗を恐れるな」との松下幸之助さんの言葉を引用したあいさつがあり、運営スタッフによる日程の説明に続いて、男女の初顔合わせと自己紹介が行われました。
町長によるあいさつ
2分間の自己紹介では、男女別に丸く並んだうちの女性側が席を移動して会話していきます。「時間が短すぎず長すぎずちょうどいいです。人数的にもこのくらいのほうがいいですね」と30代の男性が話していたように、参加者は言葉に詰まることもなく順調に会話している様子でした。
それが終わると今度は、館内に設けられたレンガ造りの窯でのピザづくりです。あたりに桜の薪が燃えるにおいが漂う中、インストラクターの指導にしたがいながら男女が協力してピザをつくっていきます。
協力しながらピザの生地を伸ばす参加者
「料理をあまりしないのがばれてしまう」と照れくさそうにいいながらも一生懸命に具材を盛りつける女性や手慣れた様子で洗い物をする男性の姿が見られましたが、鹿屋市から参加した30代の女性は「こんな風にみんなで作業をするのはいいですね。和気あいあいで楽しいです」と話していました。
その後に自分たちで焼き上げたピザも加えてのバイキング形式の昼食をとりながら、さらに交流を深めていきます。食と同様に会話もはずんでいるようです。
自然と会話がはずむランチタイム
昼食が終わると、屋外に出てグラウンド・ゴルフを5、6人ずつのグループに分かれて30分間ほどプレーしました。青空が広がったものの、あいにくの強風で寒さに耐えながらのプレーとなりましたが、「意外と楽しかった」との声もあり、終わった後にはさらに打ち解けた様子でした。
強風のなかグラウンド・ゴルフを楽しみます
館内に戻り、休憩を兼ねたフリートークでは、途中で席を替えながら和やかな談笑が続き、男性が意中の女性に声をかけて二人きりで話すシーンも見られました。これには主催者側も「毎回もっと男性が積極的になってくれればいいのにと思いながら見ていましたが、今回は積極的に男性が動いているようでよかったです」と満足気です。
さて、フリートークが終わると、いよいよカップルの発表です。通常の婚活イベントで見られる「告白タイム」とは異なり、肝付町の婚活イベントでは、参加者がそれぞれ意中の人の番号をカードに記入し、運営スタッフがそれを集めてナンバーを照らし合わせて、カップル誕生を発表していきます。
その結果、今回めでたく誕生したカップルは肝付町在住の男性2人を含めた3組。並んで立つカップルは恥ずかしそうにしながらもうれしそうです。
ちょっぴり恥ずかしそうなカップル
カップルとなった女性は「婚活イベントには何度か参加したことがありますが、こうした体験型は初めてです。男性のいろいろな面を見ることができたのでよかったです」と「肝付方式」での婚活イベントに参加できたことに満足の様子でした。
この「君に胸キュンinきもつき」は町の少子化対策および定住促進の一環として、県内在住の独身者を対象に昨年9月からほぼ定期的に開かれているもので、次回は来年2月2日に開催が予定されています。
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