比較的暖かい日が続いた正月初めの二日間とはうって変わり、冬型の気圧配置が強まり厳しい寒さが戻った1月3日、肝付町文化センターで同町主催の平成25年成人式が開かれました。
華やかな振袖姿が雰囲気を盛り上げます
同式典には町内の高山、国見、川上、内之浦、岸良の各地区から対象者184名のうちの158名が出席。振袖姿の女性たちが醸し出すあでやかさとともに成人となった若者たちが持つ凛々しさに包まれながら、午後1時半から始まった式典は午後4時ごろまで続いていきました。
厳粛な空気の中で行われた式典
式典では、まず初めに高山コーラスのメンバーが椋鳩十作詞、宇都宮寅太郎作曲の成人祝歌を披露しましたが、そのなかには「サプライズゲスト」として東京芸術大学で声楽を勉強している高山小学校出身の新成人、平野太一郎さんも含まれており、事前にそのことを聞かされていなかった同級生たちもこれには驚いた様子でした。
旧友の前で見事な歌声を披露する平野さん
さらに町を代表して永野和行町長があいさつに立ち、「新たな未来を切り開く役目を担う新成人には。何事にもチャレンジする精神を持って社会に貢献していただきたい」と激励したほか、かつての恩師たちから「自分とまわりの人、そして故郷を大事にして。それを忘れずに社会で頑張ってください」とのアドバイスが送られました。
その励ましに応えるように登壇した国見地区出身の新原慎也さんは「親元を離れて初めて両親の偉大さに気づきました。成人を迎えてやりたいことの一つに親孝行があります。親を立派に支えていくことが目標です」と語り、また内之浦地区出身の篠原沙織さんは「介護福祉士として愛知県で働いていますが、さらに経験をつんで将来は地元に帰り、肝付町の発展に貢献していきたい」とそれぞれの決意を発表しました。
式典が終わると参加者は、会場の外に出て旧友たちとの思い出話に花を咲かせたり写真を撮ったりと久しぶりの再会を楽しんでいるようでした。
久しぶりの再会に笑顔が絶えません
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