【きもつき情報局】岸良の小学生が宇宙大豆3世を植え付け

肝付町立岸良小学校の児童15人が2013年7月16日、「宇宙大豆」の3世代目となる大豆の植え付け作業を学校近くの畑で行ないました。
 

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 学校地近くの畑で行われた植え付け作業
 
この「宇宙大豆」とは、2011年2月にアメリカのスペースシャトル・ディスカバリー号で打ち上げられ、国際宇宙ステーションに約2週間滞在した大豆。科学教育ベンチャー企業「リバネス」(東京都)と宮坂醸造(同)が協同で全国各地の地大豆(=地域在来の大豆)を宇宙に打ち上げ、食育や教育活動に活用していく「宇宙大豆」プロジェクトの一環として行われたもので、数年かけて収量を増やして味噌や豆腐などの加工用に活用し、地域の食育活動や科学教育の促進と地域産業の活性化を目指します。
 
岸良小学校と中学校は同プロジェクトの研究校に指定されており、町内の大豆農家の協力の下、実際に宇宙へ旅立ち、地球に帰還した宇宙大豆フクユタカ10粒を植え付け、現在では5000粒以上にまで増やすことに成功しています。
 

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 この日植え付けられた宇宙大豆
 
今年は大豆の数が増えたこともあり、これまでの学校農園だけでは面積が足りないということで、地域の農家から畑を借りて植え付けを行いました。
 
畑があるのは学校から歩いて5分ほどのところで、広さは約0.7アールあります。子どもたちは照りつける日差しの下、熱中症対策として帽子を深くかぶり、水筒を携えて作業に取り掛かりました。
 
畑では、植え付け位置を確認しやすいようにと畝(うね)に真っ直ぐロープが張られていて、子どもたちはそれを目印に15センチ間隔で一粒ずつ1.5センチほどの深さで大豆を植え付けていきます。
 
子どもたちの多くは今回が3回目ということもあってか、手慣れた手つきでもくもくと作業を進めていきます。そして、その後を追うようにして地元の農家が大豆に土をかぶせていきます。
 

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 横一列に並んで植え付けをする子供たち
 
全部の畝に大豆を植え付け後、鳥から大豆を守るための防鳥テグスを張って植え付け作業は完了。最後は作業を手伝ってくれた地域の農家といっしょに記念撮影して、この日の日程をすべて終えました。
 

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 最後はみんなで記念写真
 
この日植え付けた大豆は10月から11月にかけて収穫されることになっており、今回はかなりの収量が見込めるため、味噌や豆腐への加工にチャレンジするそうです。
 
作業に参加した岸良小学校5年生の川口紘世(ひろと)くん(11)は「早く大きなぁれと気持ちを込めて植え付けました。大きさなどがどのように変化するのか、秋の収穫が楽しみです」と期待に胸を膨らませていました。
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