【きもつき情報局】やぶさめロード2013 第7回 最後の練習

 
小学4年生のときからやぶさめの射手になりたいと思っていた吉松大志君の夢の実現に向けた最後の練習が10月17日、本番の行われる四十九所神社前の参道、宮之馬場で行われました。
 
いつものように参道を歩いて一往復する馬場ならしから始まり、空走り、そして走りながら馬上から矢を射る練習を3度行い、無事に最後の練習を終えることができました。
 
それに加えてこの日は後射手の益山麗斗君も1回だけ練習を行いました。当日、射手に何らかのアクシデントがあった場合には後射手が代役を務めることになっています。
 
練習を終えたばかりの大志君に話を聞くと、途中で落馬して足をねんざしたころがいちばん辛かったといい、「なぜあのとき練習を休んだんだろう」と自分を責めることもあったようです。
 
また、今年は昨年に比べて天候不順が続き、雨で練習が流れることもあり、万全な環境とはいえないなか、立派に成長した大志君は矢を当てる確率も最終的には高めることができて、「本番も大丈夫だと思います」と高山流鏑馬保存会の益山俊一会長もおよそ1か月半に及んだ練習の成果に満足している様子です。
 
この日の練習が終わると本日(18日)の「潮がけ」を経て、射手は俗世との関係を断つ「宮籠(みやごも)り」に入り、いよいよ20日の本番を迎えることになります。
 
大志君の夢は間もなく実現します。
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