肝付町高山地区に約900年の長きにわたって伝わるとされるやぶさめの本番が、いよいよ明日の日曜日(10月20日)に迫ってきました。一年でいちばん町がにぎわう日です。
そのやぶさめの本番を直前に控えた10月18日、高山やぶさめに特徴的な神事、潮がけが行われました。
この神事は、やぶさめが奉納される四十九所神社から7キロあまり離れた太平洋に面した柏原海岸に射手や馬をはじめとする関係者が徒歩で向かい、そこで海水で身を清めるというものです。
この日は途中からあいにくの雨でしたが、四十九所神社でまず出発の神事が執り行われた後、2時間ほどかけて柏原海岸に到着。そこで関係者全員が海水で身を清めた後、砂浜の上で神事が執り行われました。
その後は、来た道とは異なるルートを通り、出発点である四十九所神社に戻り、神社で潮がけを締めくくる神事を経て、この日の日程は終了しました。
ここでご覧いただくビデオは、この日の潮がけを追いかけ、映像に収めたものです。沿道で盛んに声援を送る地域の人たちや子どもたち、途中で一行を飲み物や手づくりの食べ物でもてなす人たちなど、やぶさめが地域によって支えられていることの一端が、このビデオによっておわかりいただけるのではないでしょうか。
射手や馬が海水に入り、お清めをするという珍しいシーンも含めて、どうぞご覧ください。
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