日本各地に残るやぶさめのなかでも肝付町高山に伝わるやぶさめは、まったく素人の中学2年生が射手に選ばれ、約1カ月半の練習を経て本番に臨むという意味で、非常に珍しい伝統行事といえます。
しかも、今年(2013年)は2歳馬のはやぶさが初めて神馬としての役割を果たすことになり、二重の意味でのプレッシャーがあったのではないでしょうか。
最終回の第三部では、いよいよその本番の場面をお届けします。どうぞご覧ください。
13:55 PM
射手と馬が宮之馬場に戻ってきました。
13:59 PM
本番直前の神社前。緊張感が漂っています。
14:18 PM
初めに馬場ならしで馬と射手が馬場を一往復した後は空走りです。
矢を放つことなく試し走りをします。
14:18 PM
今年神馬に選ばれたのは、初登場のはやぶさ。
走りのスピードに見物客が驚きの声を上げます。
14:30 PM
一走目の二番的付近。見物客が固唾を飲んで見守ります。
14:30 PM
射手と神馬が二番的に近づきます。
14:30 PM
矢が放たれました。
14:30 PM
見事命中です!
14:54 PM
最後の走り、三走目の三番的付近です。
14:54 PM
矢が放たれた瞬間です。
14:54 PM
まさに鬼気迫る表情です。
14:56 PM
三走目が終わるやいなや見物客が縁起物の紙垂(しで)をとっていきます。
15:03 PM
見事大役を果たして射手と後射手が神社に戻ってきました。
15:08 PM
最後の神事が執り行われています。
15:09 PM
こちらも大役を見事に果たしたはやぶさ。
馬主の父親(先代の馬主)の川崎さんがその労をねぎらっています。
15:11 PM
凱旋将軍のような歓迎を受ける大志君。
15:13 PM
実に晴れ晴れとした表情です。
15:17 PM
最後はみんなで記念撮影です。
15:36 PM
やぶさめの後は恒例のヤッサン(やぶさめ)踊りが行われました。
15:36 PM
踊りながら街中を練り歩きます。
15:38 PM
こちらは高山小学校の吹奏楽部です。
15:40 PM
ひょっとこ踊りも登場です。
というわけで、写真でたどる「やぶさめロード」の2013年版。いかがだったでしょうか。
さまざまな試練を乗り越えての見事な本番――小学4年生のころから「射手になりたい」と願っていた吉松大志君の強い思いと、その大志君を支える家族や保存会のメンバーなどの協力があってこそ、今年もまた見事なドラマが生まれたのでしょう。
こうして歴史に新しいページをきざんだ高山やぶさめ。その伝統を受け継いで、来年もまた新しい射手が選ばれ、厳しい練習を経て、本番で見事な走りを見せてくれることでしょう。
関係者のみなさま、本当におやっとさぁごわした(おつかれさまでした)!
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