肝付町高山で約900年にわたって受け継がれ、県の無形民俗文化財にも指定されているやぶさめ――そのやぶさめの歴史や習わしを子どもたちが学び、その成果を披露する発表会が11月1日、高山小学校で行われました。
手づくりの資料を見せながら下級生にやぶさめを説明する4年生
この発表会は、同小4年生が6月に行った四十九所神社での課外学習や9月から始まったやぶさめの練習、そして10月20日の本番から学んだことや感じたことをまとめて、3年生に説明するというもので、保護者もその様子を見学にきていました。
子どもたちはいくつかのグループに分かれ、紙芝居やパネルのほか、射手や馬の紙人形をホワイトボードにつけて本番当日の様子を説明するなど、趣向をこらした発表をそれぞれ行いました。
なかには手づくりの弓矢を使った寸劇をするグループもいて、馬にまたがり矢を放つ瞬間を再現して3年生を楽しませていました。
寸劇で本番を再現するグループ
発表会の最後には、この日の発表の内容を問題にしたクイズが出され、来年度にやぶさめ学習を行う3年生は、それに元気よく答えて「やぶさめのことについてよくわかった。とても面白かったです」と感想を述べていました。
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