肝付町で高齢化率ナンバーワンの大浦集落とナンバースリーの一ツ松集落――その二つの集落による交流会が11月7日、棚田を整備してつくられたという一ツ松集落のグラウンドゴルフ場で開催されました。
今回の交流会場となった一ツ松集落のグラウンドゴルフ場
ホールインワンを目指してがんばれ!
今回の交流会は、「ともに高齢者を多数抱えている集落同士、お互いの取り組みから学びたい」と肝付町社会福祉協議会の取り持ちで行われたもので、今年(2013年)6月27日に大浦集落で開催された第1回交流会に続くものです。
大浦での最初の交流会では、肝付町有明地区にある一ツ松集落の住民15名が同町岸良地区にある大浦集落を訪れ、いっしょに昼食をつくり、「同じ釜の飯」を食べたほか、座談会などを通じて親睦を深めあいました。
今回はそのときの「返礼」も兼ねた交流会となり、大浦集落から約2時間かけて一ツ松集落を訪れた10名ほどの住民は、迎え入れる20名あまりの一ツ松集落の住民と初めにグラウンドゴルフを通じて「旧交を温めた」ほか、一ツ松集落の住民が前夜から準備した手づくりの田舎料理を食べながら、前回の交流会で生まれたつながりをさらに深めていったのでした。
久しぶりの再会に住民同士の会話がはずみます
みんなで食べる料理の味はまた格別
前日から準備していたという煮しめと釜で炊いたご飯
大浦から一ツ松を初めて訪れたという益田ミエカさん(79)は、「訪問を楽しみにしていました。同じ田舎とはいえ、サルやイノシシの被害で作物がなかなかできなくなった大浦に比べて、ここはそうした問題がなくて、大浦との違いを感じます。みなさんがグラウンドゴルフをするのを見て、健康を維持することの大切さを改めて感じました」と語り、一ツ松集落の人たちとの触れ合いを存分に楽しんでいる様子でした。
最後はみんなで集まって記念撮影
ちなみに、今回の交流会では大浦集落から名産の「辺塚だいだい」がお土産として贈られた一方、一ツ松集落からは、大浦ではイノシシ被害のために今ではほとんどとれなくなってしまったというタケノコの皮が贈呈されました。
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