肝付町観光協会主催による「おもてなしセミナー」が11月13日、高山やぶさめ館で昨年に引き続き開催されました。
おもてなしの意義について話す古川さん
同セミナーでは「おもてなし」について全国各地で講演や研修を行っている株式会社さくらコミュニケーションズ代表取締役の古川智子さんをメイン講師に、同社会長の篠原勤さん、同社取締役・広報室長の上田弥生さんの3人が講師を務め、観光協会会員や観光ガイド部会員のほか町内の販売業者などおよそ40名が参加しました。
はじめに古川さんが現在、「おもてなし」のスキルはあらゆる業種・分野においてビジネスに不可欠のものであると認識され、全国各地で学ばれていることを説明し、「町のブランド(イメージ)」は住んでいる人一人ひとりによってつくられるものであることを強調しました。
セミナーでは参加者が二人一組になって「挨拶する」「相手をほめる」「謝る」などのおもてなしの基本を実践し、それができているかどうかをお互いにチェックしていく方式で進められ、古川さんらのユーモアをまじえた解説もあり、参加者はときおり笑いながら楽しく学んでいきました。
二人一組でおもてなしの基本を実践する参加者
およそ3時間にわたったセミナーの最後には「おもてなしマイスター」認定証の授与があり、代表として観光ガイド部会員の濵田洋子さんと藤重かず子さんが白坂直道観光協会会長より認定証を受け取りました。
「おもてなしマイスター」の認定証を受け取る参加者
昨年に続いて参加した藤重さんは「おもてなしは、いつもやっているような、特別なことではないと思うのですが、セミナーを受けるたびに難しさも感じます。自分の旅先での経験などもいかして、肝付町を訪れた人をもてなすことができたらいいと思います」と語り、あらためておもてなしの重要性について意識した様子でした。
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