地域のよさを知ってもらい、住民同士の交流を深めようと今夏立ち上がった国見よかとこ祭り実行委員会の小学生と地域住民らが11月23日、肝付町後田地区で地域めぐりを行いました。
12月25日、後田地区公民館で開催予定の国見よかとこ祭りは、子どもたちが夏休みから準備しているもので、同公民館と町社会福祉協議会、SAT(サタ)ボラクラブ(町内の中高生によるボランティアグループ)、地域住民らが協力して活動しています。これまでも祭りで使う竹とんぼづくりやTシャツのデザイン、踊りの稽古などに取り組んできました。
子どもたちが考えたTシャツ用のイラスト
今回の地域めぐりは、祭りの催し物のひとつ、場所あてクイズに使う写真撮影が目的で、後田地区公民館で撮影に使うiPadについて説明を受けた後、高山城跡や道隆寺跡、馬頭観音像などの撮影に向かいました。
山道脇の巨大な石を撮る子どもたち
それぞれの場所を初めて訪れたという子どももいれば、自由研究の史跡めぐりなどで何度か訪れたことがあるという子どももいて、「昔はどこの集落にも馬頭観音があって、おがんでいました」と昔の話や説明を大人から聞きながら、石碑や風景、草花など興味のひかれたものを交代で撮影していきました。
馬頭観音像を撮影
国見小学校6年生で実行委員会副委員長の平野颯大(そうた)君は「道隆寺跡にはこれまでにも何回か行きましたが、秋に行ったのは初めてです。紅葉がきれいでした」と話してくれました。
また、今回この活動に初めて参加した柳一夫さんは「住んでいても、こうして地域をめぐる機会はなかなかないので、今回子どもたちと一緒に参加できてよかったです」と地域のよいところをあらためて認識した様子でした。
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