【きもつき情報局】山間の学校に出現した「異次元の世界」

肝付町の川上中学校(休校中)体育館に開設された「おおすみ踊る地域案内所」のクロージングイベントが2014年1月26日に開かれました。
 
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川上中学校体育館で行われたクロージングイベント
 
同案内所は、肝付町地域おこし協力隊のコンテンポラリーダンサー・JOUさんが所長をつとめる、ダンスのけいこ場と地域の交流の拠点を合体させたユニークな案内所です。昨冬に引き続きこの冬も2013年12月1日から開設され、ダンス講座やわら草履づくりといったワークショップなどのイベントが行われました。
 
今回のクロージングイベントでは、鹿屋市在住のヴォーカリスト・アメタカオル(岩下清香)さんや電子音楽作家のクリスチャン・ヴォーゲルさん(ドイツ在住)らアーティストの演奏のほか、同案内所で開催された鎌踊り体験教室(協力・波見荒瀬振興会)やメディア・アート(音や映像を変換するパソコンプログラム)講習会、ダンス講座の受講生による発表もあり、町内外から50名を超える来場者がありました。
 
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体育館内で披露された波見地区に伝わる鎌踊り
 
ダンス講座の受講生による発表では、講座で振り付けをしたという「お笑いダンス」が披露され、コミカルな動きに来場者は時折笑いをこぼしながらダンスを楽しみました。
 
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「お笑いダンス」の発表
 
また、ヴォーゲルさんと視聴覚作家の松本充明さん、JOUさんによるコラボでは、ヴォーゲルさんが肝付町滞在中につくったサウンドをもとに、南九州地方の伝統弦楽器であるゴッタンと琵琶を現代風にアレンジした演奏とダンスを組み合わせたパフォーマンスが行われました。来場者はプロのアーティストによって生み出された緊迫感漂う空間と音に圧倒された様子で声もなくパフォーマンスに見入っていました。
 
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3名のアーティストによるコラボパフォーマンス
 
鹿屋市から訪れた女性は「この案内所のイベントに何度か来たことがありますが、今回は特に参加者も多く、だいぶ根付いてきたように感じられました。名だたるアーティストの方も参加されていますので、これをきっかけに肝付町をもっと発信できたらいいですね」と話していました。
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