一般的に桜の開花時期は、早い地域で3月中旬ぐらいと言われていますが、種類によっては1月下旬から2月中旬に開花する桜もあります。
それは濃いピンク色のきれいな花をつけるヒカンザクラやカンザクラという桜で、一足早い春の訪れを楽しめます。
肝付町にある内之浦宇宙空間観測所のゲートから連なって植えられているヒカンザクラやカンザクラは「ロケット桜」の愛称で親しまれていて、今年も見頃を迎えています。
もともとこの桜は、昭和37年に行われた観測所の起工式を記念して岸良老人クラブ長寿会が植樹したソメイヨシノを台木に、昭和44年頃から当時は冬期に行われることの多かったロケット打ち上げの際に、ピリピリしている実験班スタッフの気分を和らげたいとの思いから、開花時期の早いヒカンザクラやカンザクラを観測所の職員が接ぎ木したものです。
そんな思いのこもったロケット桜をどうぞご覧ください。
観測所の入口から連なるロケット桜
守衛さんの話では今週末(2014年2月8、9日)が満開だろうということです
せっせと働くミツバチ
一足早い春の訪れを喜んでいるようです
資料館の出口から見るロケット桜
資料館を背景にして
こちらは開花前のロケット桜
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