肝付町立内之浦中学校の1年生14名が、5月21日から一泊二日でコテージなどを備える、多目的研修施設「森の学舎・木遊館」で集団宿泊学習を行いました。
この取り組みは、地元の自然の中で行う活動を通して、郷土への愛着を深め、豊かな心と忍耐力、たくましい体を育てることを目的に毎年行っているものです。
同プログラムでは、内之浦宇宙空間観測所の見学に加え、小田の大クスや高屋神社、戦跡などを周る文化財巡り、大隅半島南東部にそびえる標高968メートルの甫与志岳登山などを実施しました。
初日に行われた史跡巡り(天子山)
なかでも二日目のメイン企画として実施された甫与志岳登山は、ほとんどの生徒が初めての体験ということで、生徒たちは山頂でとる昼食用のおにぎりを出発前に自分たちの手でつくりました。
おにぎりをつくる生徒たち
木遊館が用意したご飯を使い、大きさが一定になるように同じ大きさに切り分けたラップに包んで、かたちを整えていきます。市販の混ぜ込み具材でつくったものや塩だけのシンプルなおにぎりを30分ほどで70個つくりました。
出来上がった三角おにぎり
その後、一行は二股川キャンプ場近くの登山口から、約2時間かけて山頂を目指しました。そこで、お手製のおにぎりで昼食をとり下山。途中で、滝などを見学して一泊二日のプログラムを終了しました。
甫与志岳の頂上で記念撮影
集団宿泊学習を通して同中1年生の中野響さんは「ロケットの発射台を初めて間近で見た、内之浦宇宙空間観測所での見学が印象に残っています。その他、文化財巡り、甫与志岳登山などもとてもいい経験になりました」と話しました。
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