来年4月に開校予定の楠隼中学校・高等学校に対する地域の支援について話し合う楠隼中高地域支援委員会の第1回会合が6月4日、肝付町文化センターで開催されました。
肝付町文化センターで開催された楠隼中高地域支援委員会の初会合
同会合には、農林水産業の関係団体に加えて、観光協会や文化協会、肝付山岳会、薬丸野太刀自顕流保存会など町内で活動するさまざまな団体・組織の代表のほか、行政の担当者や同校の関係者など50名ほどが参加、同校への支援について全体で話し合う初めての機会となりました。
初めにあいさつに立った永野和行町長は「高山高校の存続のためこれまで努力してきましたが、中高一貫校という形となり、本当にうれしいです」と語り、同校への支援を呼びかけました。
続いて、同校の山崎巧校長は「現在14名の職員が一丸となって開校に向けての準備を進めております」と述べながら、広報活動や説明会への参加などで町内の各団体・組織からこれまで受けてきた支援に対して感謝の意を表しました。
会合ではその後、同校の職員が紹介されたほか、学校側による概要説明が行われ、JAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の支援を得て行う「シリーズ宇宙学」や地域に密着した学び、さらには英語と中国語による外国語教育、人間性・知性の深化・充実を図る「ことば探究」といった同校の特徴が説明されました。
参加者に紹介される学校職員
続いて行われた協議では、学校側の説明に対して「地域にホームステイ受入家族を確保したいとあるが、一家庭あたり何人受け入れればいいのか」といった具体的な質問が参加者から出されました。
最後に学校側から「今後は各団体を訪問して助言を求めていきたい」との要望が出され、第1回の楠隼中高地域支援委員会は閉会しました。
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